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「#家族募集します(第5話)」笑顔になれれば、家族になれる?

1時間、「にじやフェス」に参加できた感じであった。本当に今年の夏もこんなイベントはできない日本である。日々、私たちの笑顔が少なくなってきている気がする。本当にこのドラマのように思いっきり喜怒哀楽を表現して良い世の中に1日でも早く戻ることを祈るばかり。

先週の橋本じゅんの娘が家出してきたところからの続き。にじやの家族たちはどうするか考える。そして重岡が強行突破とばかり、橋本の仕事場に行って話す。聴くと、母親が突然海外に行ってしまい、自分が娘を育てることになるが、どうしていいかわからないということ。重岡は、次の日(多分日曜日)に予定していた「にじやフェス」に橋本を誘う。

次の日、子供たちは楽しそう。こういう感じがいい。お客さんはなかなか集まらないが、岸井ゆきのの即興の「にじやの歌」とともに、徐々に賑やかになっていく。こういう当たり前の客引きも昨今はできない状態。本当に、祭りのやり方を忘れてしまうよ。

今回は、岸井と木村との会話が面白かった。いつも先を先を読んで前に進む性格の木村に、岸井が「たまには成り行き任せにしてみたら」という。少し考えて、成り行き任せに祭りにと思ったところで、元夫が呼んでもいないのにやってくる。まあ、こういうところでは子供もいるし、うまく行く夫婦関係なのだろう。

そう、ゲストとしては、保育園の先生も出てきたけど、トリプルファイブの紹介を確認しただけで、あとは出てこなかったですね。このキャラもったいない!

街の人が集まってきて、久しぶりににこやかな石橋蓮司。このドラマは、古の下町風景を現在に蘇らせることがテーマなのかもしれない。そんなある意味、異次元の中で橋本も、なんとか娘の姿に笑顔を見せる。そう、現代人は笑顔を見せると弛んでるみたいに思っている人が多い。橋本がいる危険が伴う建設現場などでは、笑顔が気の緩みということもあるだろう。そんな職業気質もあることを重岡を始めみんなは理解している。だが、家庭は明るい方がいい。そして、最後には、橋本も家族にしてしまう包容力というか空気感。こういう、なんか現代が忘れている心の伝搬みたいなものがすごく良い感じに描かれているドラマである。

そして、今回の最後は木村が正式に離婚するという。夫は全く理解できないという流れ。木村の心の中に、少しは重岡がいるのだろうか?まだまだ、この家族、そうは単純に楽しく幸せにとはいかないのだろう。脚本のマギーが最後に問いたいテーマはなんなのか?ここから後半戦、楽しみです。

本当に、夏祭りが楽しみな日常に戻りたいですよね…。


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