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「トクメイ! 警視庁特別会計係(第4話)」同定調査とマルチ商法と統廃合と

しかし、警察に統廃合などあるのですかね?地方ならともかく都会の真ん中で収支が合わないからリストラするとか、それじゃ民間企業ですよね。まあ、なんでも民間経営にしたがるご時世、警視庁を民間委託して、各県警も独立採算みたいな形にすれば、もう世の中、やりたい放題だし、ネット内での特殊犯罪など手が回らなくなるからアイデア合戦に拍車がかかる。その上、街の監視カメラは増える一方で、そのままリアルなストリートビューに使えるようになったりして・・。もはや、未来など見えない我が日本国ですな・・。

それを橋本環奈みたいな子供警察官に告げるとは、これが日本の警察の実態なのかもしれない。そういえば、ここまで引っ張った監視カメラと鶴見辰吾の不審な行動はすべて警察のやらせで、警察を監視してると思われる「X」を見つけるために橋本が動いていたというオチはあまり面白くなかった。というか、ここまでドジな警察官にそんなことやらせるか?まあ、会計係はそこそこできているのだが、警察の仕事に向いてると思えない。こういう警官は風間公親にいじってもらいたいですよね。「風間公親VS一円」この映画化は面白そうですが、CXと関テレの皆さん考えられてはいかがかな?

で、そんな話の後にマルチ商法で売られている「満面破顔茶」というものを橋本に売りつける徳永聡が出てくる。そして、徳永はそれを買った女と交際することになったと、沢村一樹に「交際申告書」を出す。まあ、刑事が交際する上で相手が悪者だったり、ハニートラップ目的だったりすることもあるだろうから、そういうのが必要かとも思うが、これ実際に存在するものなの?警察ってやはり実社会の中では不思議な組織であったりするのですよね。

というか、徳重聡は「21世紀の裕次郎」なのだぞ。そしてもう45歳だ。流石にいい歳でこういう役をやらされるのはいかがなものか?最近は、彼、役を選ばない方向で露出してるのはわかるが、役者としてどこにいこうとしてるのだろうか?まあ、これから老練な役者の数が減っていく感じもするからその辺を狙ってるのかもしれないが、頑張っていただきたいものだ。しかし、さすがの裕次郎も「太陽にほえろ」でボスがハニートラップに引っかかるような役はやらなかったものね。そういう回があったら珍品として面白かったけどね・・。

で、そのお茶を喜んで買って、歌を歌いながらはしゃぐ橋本。これが可愛いとは思えないが、ファンの皆様はどうなのでしょうか?とにかく、このドラマの橋本はグレーのスーツ姿でイメージが一辺倒なのもいけないですよね。と思ったら、ラフな格好も貧乏くさいし、まあ、最後の警察の制服はなかなか似合っていた。そう、橋本のファッションの見せ方もう少し考えたほうがいいですよ。そういうところで、女優という意識的なものが薄くなってる気がする。コメディーであっても、シリアスな表情とコミカルなものを使いわけられないと今後はかなり厳しい。そして、身長の低いのがそのまま画面上で感じでしまえるのもダメなところ。この辺りは演出がどうにか考えないと。

まあ、今回は最後に事件をまとめていく佐藤二朗がなかなか格好良かったですね。でも、なんか検察官がやる司法取引みたいで見てる方の後味は良くなかった。で、同定調査の話の元になった「一丁目モツ鍋店募金強盗事件」はどうなったのでしょうか?

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