「笑うマトリョーシカ(第7話)」いろんな話と証拠がつながってきて、重要人物に出会う偶然
前回は、官房長官になった櫻井翔が秘書の玉山鉄二を更迭するまで。突然のことにドラマが止まった感じにもなる。その真意を知りたくて、櫻井の元に行く水川あさみ。櫻井は自分の真意ではないと水川に囁く。ということは、確実に櫻井を動かしているものがいるということ。で、香川まで取材に向かう水川が、今回の最後に出会ったのは、高岡早紀。こちらから行かなくても向こうからやってきた。その前に車に轢かれそうになった水川だが、それも高岡がしくんだからこうなったということ?
今回でドラマは7回目。そろそろ、もう一つ向こうの悪者が出てきてもいい感じがするが、ここで出てくるのが高岡だということは、彼女が全て仕組んだことなのか?櫻井の高校時代の 事件を追って、水川と玉山は高岡に近づいているわけだが、胡散臭いだけで、もう一つドラマ的には面白みに欠ける感じもする。
玉山らが、櫻井が生徒会の会長になるために動いた頃に、玉山の父が殺されたという証拠が学校に送られてきていて、担任の教師がそれを隠していたという話も、なんか「それが何か」がわからない中で動いているので、見ている方はモヤモヤするだけ。そろそろ、悪の側からドラマを描いてわかりやすくしてほしい気もする。
で、高岡早紀、こういう役が彼女に回ってくるのはわかるが、もう一つキャラが明確になってこない。高校生の玉山の童貞を奪ったのは彼女のようだが、地域でそういう女なら、もっと噂になっていい気もする。こんな田舎町の政治家など、そういう噂の中で票を掴む技を知っているのだろうから・・。話としては、そういう成り上がりの話なのだろうが、さらに櫻井を引き上げるために、何かが動いているわけだ。その辺りが見ていてやはりモヤモヤしているのだ。
今回も、玉山と水川が組んだことで、話は前に進むが、無職になった玉山も故郷に帰るべきではなかったのか?そうした方が、いろんな面で証拠を見つけやすい気がするし、水川だけでは、見ている方も、もう一つ頼りなく思う。そういう部分がなんかドラマとしてギクシャクしているというか、わかりにくいのですよね。
そして、次回の初めで、高岡は水川に色々聞かれるのだろうが、ここでも、色々肩透かしを喰らわされそうな感じ。そして、なおもまだ、水川は命を狙われるという感じなのだろう。こういう記者の役を女性がやるのは今風だが、やはり殺して口封じするような奴らと対峙するには男が必要だろう。そのあたり、水川の上司の丸山も腑抜けの感じですよね。男たちが隠した闇を女たちが弄ってる感じがドラマ的には面白いということか・・?
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