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「9ボーダー(第9話)」 川口春奈の引き摺る思いと、松下洸平の本音・・。

多くのドラマを見ている中で、このドラマ、大きいドラマがあるわけではないが、結構面白い。そして、キャラクターにシンクロしやすい状況ではある。

松下洸平は、記憶がちゃんと戻らないままに、元いた家族のいる神戸に向かう。空港まで行ったが会えなかった川口春奈は深夜バスで神戸にむかう。で、とにかくも松下の会社を訪ねると、そこには婚約者の大政絢がいた。大政も川口が松下に気があるのはわかっているのだろうが、至って落ち着いて対応するのは、自分が負けるはずがないという自信か?

そういっても、松下は川口に何度も電話をかける。記憶がなくなった後の感情が抑えられないのだろう。他でも書いたが、恋心は、記憶を失くすとなくなるのか?そして、昔の恋人が現れた時に、それをすぐに好きになることはないのだろうか?今期の記憶喪失ドラマの中で、そういうことの処理の仕方はさまざまで、実際のそういう症例みたいなものもあまりないのだろう。結果的には全てが脚本家の思いの中で処理されている。どうもこのドラマに至っては、松下の心は記憶喪失前と後では全く性格的にも変わってしまったような感じである。私が思うに、これ最終回で川口と松下が結ばれる展開でしょうよね。そうしないと、視聴者は納得しない感じだ。まあ、神戸の家は弟さんもいるみたいだしね。戸籍の処理は新しくは出来ないでしょうが・・。そんな状況の中。今回の川口春奈は結構刹那さがよく出てましたね。ある意味、大政絢には雰囲気で負けたとも思ったりしてるのだろう。そんな中で松下の電話になかなか出ようともしない心は痛いよ。

で、話が後になったが、銭湯リニューアル完成。銭湯に、こういう溜まり場ができるのは新しいかもね。そして、下町ならあり。コロナ禍の後で今だに元気のない飲食店が多い昨今。やはり、飲食という業種ともう一つ何かをコラボして存在意義を増やすのが正解なのでしょうね。

そう、インターネットの中のごちゃごちゃとは違った形のリアルでしか味わえないような空気感が欲しいよね。そして、疲れを癒す、ほっとできるところかな・・・。そう言っても、商売として成功させるのはそう簡単ではないか?

とにかくも、次回は最終回。木南晴夏も井之脇海についていくのだろうか?畑芽育と木戸大聖が付き合う感じになるのかも気になるしね。そう、みんなが実家に戻ってきて銭湯も改装し、賑々しくなってきたのに、この家族たちの未来はどこに向いていくのかという興味は尽きませんな。良き最終回を期待しております。

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