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「婚活1000本ノック(第4話)」誰かに幸せにして欲しいんじゃなくて、自分が幸せになりたいんだ!

今回のお相手は、企業の御曹司、結婚すれば、資産5000億が自分のものになるという大チャンス到来!!という話である。まあ、よくある話ではあるが、そこそこ面白かった。そう、このドラマ、そこそこ面白いのだ。主役の福田麻貴のキャラも悪くはない、が、もう一つ爆発しきれないコメディなのだ。ある意味、よくわからないが、福田が役的に書いている官能小説と一緒で、ページを減らされても仕方ないみたいな程度のドラマになってしまってるのが勿体無い。

なんだろう、セリフやシークエンスの空気感で笑わすことがあまりできていない。前回は主題だった福田と関水渚の対立問題も、もう少し面白くできる気がする。その間に入るような白河れいも、頭がもげそうなくらいに首振ってキャンキャン頑張ってはいるが、それ以上に笑わせられない感じ。そう、ドラマが爆笑的スピードにはあるが、制限速度を守りすぎて、こっちの顎が外れるまでに至ってないのがすごく残念なドラマのよね。つまり、こちらが予測した通りに動く感じがするわけだ。

そして、今回の相手、野村周平は幽霊の八木勇征の友達。つまり、幽霊の紹介(なんだ、それ?)。そして、性格も悪くないし、資産はある。まあ、ラーメン小池さんみたいな頭の大池さんだが、悪くはない。そして、福田の書いた官能小説を真面目に読んで評価する変な男。演じるのは野村周平。この間見た、「サイレントラブ」の印象があって、この雰囲気では言われないとわからないレベル。まあ、竹財輝之助の姿に比べたら普通ですが、美形をこういう姿にするのがこのドラマの在り方のようです。

と、思ったら、デートについてきた母親の萬田久子がなかなか強烈だった。まあ、よくあるマザコンみたいな物語になってくわけだが、マザコンというよりは独りよがりの女で、「私を好きになって」みたいな臭いが新しくはあったが、それよりも、デートの場所が「花やしき」というのが、何のなの?と思ってしまった。母子思い出の場所ということで、普通以上にディープな花やしきが楽しめる作りのドラマがすごい!と思ってしまった私であった。

前回は関水渚の話もいっぱい出てきたが、今回はワンシーン。ちょっと物足りない。ある意味、福田は頑張っているのだが、もう一つ決め技に欠ける女優の感じなのだ。そういう意味で、女優としては関水の方が上であり、彼女がいて、良いコントラストがあってのこのドラマだと思うわけである。そういう意味で、関水と一緒に婚活する姿にして行ったほうが盛り上がる感じがするのですけどね、どうなのでしょうか?


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