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「ばらかもん(第2話)」他人のことを常に考えながら生きなければいけないということ。

島の生活に慣れ始めたところで、先週の「楽」の書ができて、それを早々とコンテストに応募したらしい。そして、結果は2位。優勝は18歳の若者だと聞く。そして、また落ち込む杉野遥亮。こういう、心が狭いというか、切羽詰まった若者演技に関しては杉野は上手いと思う。いわゆる、今ひとつ自信のない役である。

そんな彼を一人にしてくれない島住民たち。もう一人の主役でもある子役の宮崎や、高校生の豊嶋花などと、コミュニケーション取らざる得ない状況はなかなか微笑ましい。そして、この周囲のあけっぴろげさが彼を人間として成長させるという話なのだろう。

しかし、こういう島にも不審者注意的な立て看があるのは、本当なのだろうか?まあ、泥棒はいなくても不審者はいる?ネットも繋がってるから、情報はあるので、不審者に誰かが変身するようなケースはあるか?そして、小学生が防犯ブザーを押すと、近隣の人が皆集まってくるという賑やかさ。都会ではこうはならんだろうね。ある意味、このドラマは都会へのメッセージであったりするのかもしれない。

そして、嵐が来る。ガラスが壊れたり、雨漏りがしたり、都会では考えられない時に、宮崎が爺さんを連れて助けに来てくれる。なんとか嵐を乗り切る杉野。しかし、携帯が水でダメになるし、パソコンも雷でおじゃんという有様。都会の武器は、自然との対戦で全敗の模様。島では当たり前のことが、杉野には当たり前ではないという姿を見事に描いている。そして、島で借りられるのが黒電話とは、本当かよ?ネットが繋がってるところでこの電話が使えるのだろうか?という疑問があるが、まあ、私のようなものにとっては、ダイヤルの音が懐かしい。そんな中、風呂釜まで壊れ、薪で風呂を炊けと言われる始末。そこにきた、田中みな実が、色っぽかったが、彼女はこれからどんな役割を果たすのでしょうね。結構、期待している。

そして、島の人たちが、運動会のゼッケンを書いてくれという。それどころではない杉野である。一番になれる書を書かなくてはという感じ。彼は常に焦っている。そして、他人のことより自分のことである。余裕がない。

そんな彼を再度無理やり連れ出して、餅まきに参加させようとする宮崎。彼女にとっては、自分が面白いものは、杉野も喜ぶと思っている。杉野はその気はないが、常に無理くり付き合わされて新しい経験をするという流れ。一回一回が彼の修行なのである。しかし、パンチというおばさん、なかなか濃かったですね。

そんな流れで、杉野は頼まれたゼッケンを書く。運動会の模様は出てこなかったが、まあ、描くまでもないだろう。とにかくも、今回、彼は他人の気持ちを考えることを教えられたのだ。

その裏で、マネージャーの中尾明慶と、賞で杉野の上になった青年が島に到着。どういう流れになるかというところ。こういうお話、私は好きであるが、杉野遥亮主役で評判はどうなのでしょうか?

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