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「彼女たちの犯罪(第5話)」幸せのトレード計画を刑事がサポートする。何故に?

今回の最後で、初回の3人の晩餐シーンに繋がった。ドラマ的には折り返し点。先週、計画が立てられた席替えゲームのスタートのスイッチが入って、さとうほなみが自殺するまで、結構、坦々と描かれた。まあ、ドラマとしてはここからが面白くなるのだろう。どういう展開の中でゲームが綻び、完成したはずのパズルが壊れていくのか?

ラストに、毎熊克哉の万年筆が崖から出てきて、逮捕状が取られたことがイレギュラーの始まり。毎熊が逮捕されたら、深川麻衣は結婚できない。転職を諦めた彼女は、会社の中でもいる場所がない。一番、不幸に落ちていきそうな展開。で、毎熊を伊東にやった後に、深川の車の外に立っていたのは誰か?すごい気になる。深川を会社の中で追いやった、鈴木ゆうかの存在も何か気になりますね。ドラマ的には、この先、深川がしあわせな方向に転換することはなさそうな気がするが、どうなのか?

そして、前回も今回も1シーンだけ出てきた南沢奈央。何者?3人の企みを壊すフラグな気はするが、毎熊と関係してるなら、もう少しそれらしい登場のさせ方があってもいい気がする。脚本的に、こういうフラグが一番モヤモヤするし、先を見たくなる要因にもなる。なかなか脚本は上手い。

が、一番の謎は、席替えゲームの中に自分の席があるわけではないのに、このゲームを提案した石井杏奈。彼女が刑事だということで、事件を自殺に持っていけるというメリットはあるかもしれないが、こんなリスクを負ってまで、このゲームを提案したのは何故か?そう、彼女のメリットがここまで全く見えないのだ?深川を良い先輩と言っているが、何か彼女に対し恨みがあって復讐したいのか?いや、毎熊を困らせようとしたいのか?だが、万年筆が見つかったと聞いた時にそれがイレギュラーだと石井のナレーションが入るしね・・。このドラマ、どこに堕ちていくのか、結構難しいし、ここから面白くなっていくのだろうね。そして、深川のクローゼットに入っていたのは何?

多分、ここからは、計画したことが、結果的に乱れだし、主人公たちが慌てていき、思わぬ行動をとったりするのだろう。そういう意味では、3人の女優力が試される状況でもあるのでしょうな。ここまでで、女優として演技が一番目立ってるのは深川だ。これは最後まであまり変わらない気はする。とはいえ、前田敦子と石井杏奈がどういう演技をしていくのかはすごく楽しみである。前田は、自分が死んだのだから、ここから海外逃亡になるのですよね。そういえば、逃げ出すためのパスポートとかはどうしたのだろうか?いや、その前に前田がさとうになりすますところが、ドラマに出てきてないですよね。結構、席替えゲームはやったものの杜撰な感じなの?まあ、とにかくも、次週が楽しみではある。

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