「トクメイ！　警視庁特別会計係（第３話）」確かに一日警察署長なる習慣は無駄に見える

橋本環奈の芝居云々は変えようがないからどうしようもないのだが、結果的にコント的な内容の一時間になってしまう。演出もあまり硬質なドラマは目指していないのだろうが、こういうのがテレビで見るのが気楽な作品とは言えるのだろう。そういう意味で橋本は軟弱キャラとしては秀逸なのかもしれない。

今回は一日警察署長の話とライブハウスでの強盗事件が絡み、結果的には経費削減にはなったみたいな結末。しかし、橋本がやってる副署長への脅迫に関してはあまり話が進んでいかなかった。

まず、橋本の意見と私の意見が初めて一致したのだが、警察がやってる一日署長などという行事は税金の無駄使いに他ならない。確かに警察の存在を知らしめる役目は少しはあるかもしれないが、大体、普通に街を歩いていれば警察官に会わない日の方が少ないわけで、彼らの存在は従分に把握できる。そう、パトカーを見ない日もないですよね。そんな中で税金で芸能人や文化人に仕事をあげるのはいかがなものか？まあ、タレントからしたら印象操作にはなるが、私たちには何のメリットもない。東京管内についていえば、もう、毎週、ピーポ君がどこかで1日署長をやればいいのですよ。中の人も警察から出せばいいの。そうすると、今回のドラマのように犯人がピーポ君の中に入って悪さをしようとするってか？まあ、そんなこと言ったら、ゆるキャラの中の人は皆悪人に見えてくるでしょ！

冗談はともかく、犯人を追う沢村一樹が沖縄に捜査に行きそうだったので、それなら１日署長を容認した方が経費がかからないと賛成する橋本。しかし、1日署長のギャラが20万円というのは本当の話なのですかね？まあまあ妥当なところには思えるが、それなら、見た目がいい人を連れてきたいですよね、やっぱり。

そして、1日署長問題は、なかなか決まらなかったが、沢村たちが追う被疑者が、裏アイドルのマリリンだったということで、彼女を1日署長にすれば、被疑者が現れるのでは？という一石二鳥を狙って彼女に！しかし、彼女は鶴見辰吾の娘だったというオチ。

彼女の1日署長ぶりはなかなか面白かったが、本当に被疑者は現るが顔を見せたくないために着ぐるみで現れるとは、オタクだから考えそうな流れではある。そう、オタクは好きなものに対してはよくわからない執着を示すとこは正しいとは思います。だが、それを発見するのが刑事ではない橋本だったりするのが、このドラマなのですよね。ヒロインが邪魔くさい！

そして、今回のラストには、沢村が橋本が隠しカメラで署内を監視してるのがバレているところを教えるところで終わり。こんなとこ見つかったら普通は署内から追い出されそうだが、どうなることやら。