見出し画像

「アカイリンゴ(第6話)」SEXは何故、禁止されたのか?という疑問

もう、6回目なのに、まだ主役の小宮くんは童貞を守っている。いや、最後にいなくなったから、このお風呂の後に初体験をしたのだろうか?なかなか新條由芽は、エロティックに誘う演技が上手い。昨今は、AVに出ているみなさんをセクシー女優とか呼ぶが、本当の意味でセクシーな演技ができる女優さんが本当に少なくなった。そういう点で、ここまで出来るなら今後、重宝されるのではないか。こういうセクシーって、佇まいと声なんですよね。

今回は、先週、川津明日香が襲われそうになったところから。なんとか、小宮が駆けつけたが、逆に首を絞められてしまうという流れ。そこで川津が起きて犯人に蹴りをいれ、小宮を逆に救出。彼女の貞操もなんとか守られたということになる。

そして、小宮は川津のことを考えると胸が痛む症状に悩む。簡単に言えば「恋」なのだが、SEXが禁止された世の中では、勉強を共にするにも男女は1.5m距離をおかねばならないらしく、「恋」という言葉自体の意味を若者が知るのが遅くなっているようだ。これ聞いて、2年前くらいにパンデミックで食事するのに1mあけろみたいなこと言われたのを思い出した。距離で人の対峙を規制するなど無理なのだ。次のパンデミックで、また同じこと言うようなら、今度は守りませんよ、もう、ねっ!

まあ、パンデミックもSEX禁止も似たようなもので、論理的によくわからないと言うことだろう。だから、ここでも小宮の親父は隠れて部下とSEXに励んでいるわけだ。所詮、現場を抑えるのも無理があるし、「ザル法」もいいところだろう。取り締まれるのは集団で一箇所でコトに及ぶ時だけですよね。

そんな中、川津も小宮とSEXしたくなってきてるが、優等生は実行に移せない。そんな中、新條が小宮を盗んだ形で連れていき、そのまま失踪したという流れ。特にドラマ的に面白い流れとは思えないが、新條が首相と知り合いで、小宮に「何故SEXを禁止にしたか聞いてみれば」などとつぶやく。その辺りは、このドラマの結構重要なところではあるだろう。

若年者のそれを取り締まると言うなら、まあ、風紀が乱れる的な落とし所はありそうだが、大人のそれを取り締まることについては、見ているものとしては、それなりの面白い理由が知りたいところである。

さあ、今日で6回目。後半戦に入ってきた感じはするが、あまりドラマ全体としては進展がない。思ったよりも話がはじけていかないのが少し気にはなるところだ。でも、主演の小宮君の演技に存在感は出てきましたね。


この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?