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「トクメイ! 警視庁特別会計係(第10話)」警察のデジタル化と予算削減と復讐劇

ドラマの大枠が見えてきて最終回に突っ込む流れは、まあいいが、結果的には最後は橋本環奈が捜査を仕切ることに。会計係が刑事たちを仕切るのはなかなか無理があるし、橋本がやはり似合わないのですよね。この人に警察官をやらす時点で無理があるわけですが、まあ、最初から比べれば、結構、格好はついてきたみたいですね。でも、彼女のセリフの喋り方が単調なのがすごく気になる私です。まあ、顔が好みでないということが一番邪魔をしてるのですけどね・・。

で、Xが佐藤二朗だというのは、なんとなく先に警察から追いやられた時点で臭いはしていましたよね。石井杏奈と兄妹?だとは気づきませんでしたが・・。そんなことよりも驚いたのが、裏金を使って、警察のデジタル化を進めていたというところですよね。ここまで、日本の公的機関や銀行などのデジタル化は散々な状況なわけで、そんな中で警察のデジタル化とはなかなか素晴らしく無理がある事象だと思ったりもしますよね。

確かに、警察官という人を使って犯罪を取り締まるのはもう限界があるでしょう。警察官は、外国人や派遣社員が使えない職業なわけです。そう考えると、この先、少子化でそれを増やすというよりは、犯罪を減らすことに注視していく必要はあるわけですが、そこにAIが使えるかというと、捜査をすることに対する処理は早くなるかもしれなせんが、実際どうなのでしょうかね。確かに町中に監視カメラがあって、各々がカメラを持って歩き、車にもドライブレコーダーが付いている時代、それを1箇所で監視できるAIがあれば、便利そうではありますが、それはそれでその裏をどう使うかということを考えるのが犯罪者でしょう。だから、もう一つこれが絶対みたいな話でもないのですよね。

そして、このミッションを進める官房長の胡散臭いこと。大体、ドラマの中で世の中にいいことだと言って、AIの利権に対して取り巻く人々はほぼほぼ悪い人です。この前のドラマ「CODE」なんかもそうでしたよね。まあ、こういうデジタル化の闇みたいなものを描くのはいいと思いますが、それによって、何か警察の組織の劣化みたいなものまで描かれるのはどうかとは思います。そして、その闇を捌くのが橋本環奈ではちょっと弱いわけでよ・・。

今回は、沢村一樹が姿を消して最後までほとんど出てこないまま、Xに捕まるという流れでしたが、同期の佐藤とどのような会話が始まるかはちょっと楽しみではあります。というか、このドラマ、やはり沢村がいてうまく動く感じだと思います。とりあえず、最終回は見たいと思う流れで安心しました。

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