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「マル秘の密子さん」次期社長にヘルパーが参戦。意外に面白くなる予感

ドラマを見た感じでは、コミック原作と思える感じがしたが、日本テレビ、いまだにそれは怖いと見えて、オリジナル作品。福原遥に松雪泰子を組み合わせるというのは、意外に面白い。そして、冴えないおばさんヘルパーだった松雪を福原がコーディネートして、財閥企業の社長にしようという、まあ、とんでもない話だが、今ならこんなこともあるかも?という話である。初回はなかなか面白かった。

火事現場でたまたま、亡くなった当主(神保悟志)を救ったことで、松雪の家族は、仕事も神保にお世話になることになった。ある意味、普通の家族として平和な暮らしをしていたのだが、その神保がなくなる。その、死因もまだ明確ではない怪しさだが、遺言状が残されていた。そこには、残された財産のうち、現金は身内に分配されたものの、会社の株券が全て、ヘルパーの松雪のものになるということに。次を相続するはずの子どもである、上杉柊平と志田彩良は、当たり前のように怒る。そして、松雪にそれ相応の金を払うから、株券をよこせというわけだ。

そこで、松雪の前に現れたのが、福原。全て神保から言われて、松雪を助けるように言われていると・・。というか、何者かわからない不可思議さを福原はうまく演じている。松雪とのコンビもなかなか良い感じがする。そういうところで、このドラマ注目はできる。

敵役である、上杉と志田は、どちらかというと今まで弱い立場の役が多かった気がする。そう考えると、ここは役者としては注目されるところ。松本若菜なども、悪役をやってブレイクした感じですから、頑張って欲しいところ。

しかし、会長役が小柳ルミ子、神保の妻役が渡辺真起子って、すごい怖い感じが良いです。小柳さんは、こういう役にあってますよね。もっと、役者として出てきてほしいと思っております。

そして、今回は、福原が松雪を促せて、そして外側から雰囲気を変えて、次期社長に立候補をするまで。そこには、福原の裏での根回しもあったわけだが、徐々に会社の重役たちが、松雪についていく方向になるのだろう。その過程を見て楽しむドラマと考えれば、結構、わかりやすい。

そして、松雪の子供、清水尋也と吉柳咲良も、福原に指示されるような感じになるものと思われる。どう、サスペンスチックに作っていくかというのが大事ですね。しかし、松雪を手懐ける前の交通事故は福原の自作自演な感じはしますよね。福原が何者で何を狙って松雪の横にいるのかが、最も大事なことで、だから「マル秘の密子さん」なのでしょうね。

とにかくも、2回目が見たいと思えるドラマではありました。

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