「伝説の頭 翔(第7話)」嘘が全てばれて、未来が見えない中で、潰しにかかる阿呆がいる構図
前回、高橋文哉が二人いて、偽物と本物が一緒にいる写真を撮られ、それを使って、ヤンキーたちを金で配下にしようとする藤原大祐が出てくる。彼の目論見は、やばくて強い奴らを全て配下にしようというくらいの金持ち根性のゲームというところだろう。彼が「街スケ」のスポンサーだったということで、この辺りがバレるのは時間の問題だったのでしょうな。
そして、本物の翔がグランドクロスに戻ってくる。それと同時に藤原が現れ、病気のこともバレるし、グランドクロス自体が崩壊する感じで、彼らに土下座させたら100万円みたいな、えげつないゲームが始まる。
最初から翔が偽物だったことを見抜いていたカルマも藤原と一緒に偽物の高橋のところにやってきて、全ての嘘をバラさせるようにビデオを撮っていく。そして、それが配信でばら撒かれ、ヤンキーたちも色めき立つという流れ。
しかし、考えれば、ヤンキー抗争話のなかで、スマホや配信が出てくるのって初めてではないか?そう考えたら、もう少しヤンキーらしい、馬鹿げた使い方をしてほしい気もする。ただ、このドラマ、女が出てくる数も少ないから、まあ、Hなことには使えないか。
女といえば、今回も井桁弘恵の芝居は良かったですね。嘘をつかれていた翔に対しての報復が頭突き三発とは、なかなか可愛い話である。
で、次回が最終回ということで、いろんなことがまとめられようとしてるのだが、関水渚が偽物の高橋が自分のヒーローだったという話は、彼を再度ヤンキーの抗争の中に飛び込ませるきっかけになるわけで、そして、菅生新樹がやられたという連絡のもとで、高橋は家を飛び出していく。ある意味、彼がここに入ってくるというのは、藤原も考えていないし、彼が入ってきたとしてもなんの力にもならないだろうという考えだろう。だから、何が起こるか面白いわけだ。
そして、高橋が死ぬと決めていた、関水の生誕祭がラストかな。関水には格好よくスケバンアイドル姿で最後は決めてほしいよね。そして、ヤンキーの街であるここは、飯島直子が言うように、そう簡単にどうなるものでもないだろう。だから、藤原は思いっきりこのゲームに負けるのだろうが、それは、二人の高橋が一緒になって倒す形なのか?
最後はメチャクチャに喧嘩シーンもほしい気はする。その辺りがドラマ的に、初回以外はちょっと物足りなかったところだしね。そして、高橋文哉の演技は、ここまではとても素晴らしかったし、今回の翔が戻った演技もなかなか本物らしく思えるもので、彼自身がうまくこの役にのめり込んでる気がわかりましたよね。まあ、彼自身も含め、出演者すべて最終回に格好よく決めてくれることを望みます。
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