見出し画像

「ミス・ターゲット(第2話)」ヨモギが2人を近づけたかと思いきや、警察の気配が「大嫌い」と言わせる。

結婚詐欺師の松本まりかが、何故にそうなったかが2回目で明かされる。そして、その最初のターゲットが、親を借金で殺した小木茂光で、その小木の事件から、その結婚詐欺師を追っているのが、上杉柊平の父親の沢村一樹。そして、2回目の最後で、沢村を詐欺担当の刑事だと知っていた松本が、彼と遭遇してしまい、上杉との関係も知って。上杉に対し恋の火がつこうとしたところで「大嫌いです」と言う。このくらいでないと、伝説の詐欺師は務まらないと言うところだろう。

で、結果的にここまでで、上杉と松本がそれなりに近づき、その2人の周辺の環境もわかってきたところで、ここからドラマが本格的に動き出すというところだろう。脚本は、さすがに勢いがあって面白い。多分、ここからギアが変わりそうな気配も感じる。

しかし、最初のデートがヨモギつみとは、上杉の感覚がかなり自分勝手なのはわかる。ここで、もうこの二人が交わることがないと感じさせておいて、最後には結びつけて、沢村が松本を逮捕するという流れなの?冒頭に出てくる結婚式での逮捕は、本当にラストかどうかはわからないし、そんな脚本書くような人ではない気がするので、この後があると思う私です。

で、上杉の和菓子店。すごい趣があるところなのですが、ネットで調べると、ロケ地は神奈川県なようですね。さすがにこんなのが広尾にはないということですよね。でも、こういう佇まいの店のオーナーから事業を継承してるという上杉は、かなりできる男のようには思います。確かに、和菓子愛はよく出てますよね。そのオーナー役は岩城滉一。そういう役も似合うようになってしまったのですね。もうこの先、出てこないのかな?

そして、今回のドラマの中で話の中心になる「草餅」、形からして美味そうである。ドラマが終わると草餅が食べたくなる感じはいいですよね。そして、興味なさそうだった松本が、それを食べた瞬間に顔を変える演技はグッドジョブ。こういう単純な演技がちゃんとできる女優さん好きです。

しかし、それを食べて、この和菓子店をグローバルに展開しようと事業計画を立てる松本。詐欺師はこのくらいできないと、詐欺師を経営できないということなのでしょうか?この人の内在する知識と実力みたいなものがよくわかりませんが、いろいろできるように勉強しないと詐欺師はできないというのは事実でしょうね。

で、前回、最初に騙された八嶋智人が出てきましたね。彼自身はまだ騙されたと思っていないらしく、彼女に靴を買ってあげる始末。確かにこういう男はプライドがあるから騙されたと思わないようにしてるだろうし、本人がお金を返すといい、可愛く迫ればそれでOKというところ。しかし、最近の男の描き方は全く持って軽いですよねw

さあ、恋のゴングは鳴ったと同時にTKOみたいな感じになっていますが、これからが本番。このドラマ、私的には面白くなっていきそうな予感はします。



この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?