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「ハコヅメ~たたかう!交番女子~(第8話)」交番に来た意味を告白する戸田恵梨香。銃を持つ姿も決まっていて惚れる

このドラマの種明かしみたいなものが語られた回。次週で最終回となるらしいが、永野芽郁の途中休みがあり、少しドラマ的には端折られたのだと思う。今回の流れを見る限り、回数が少なくなった分、余計な部分が削がれて内容が濃くなったのではないか?とも思われる。しかし、今回の戸田恵梨香は格好良かった。そして、その戸田を惚れ直したような笑顔の永野。とってもステキな感じ。そして、ラスト、刑事を仕切る千原せいじまで、決まって見える。ドラマのチームワークみたいなのが見て取れる感じが良い。

そんな良い感じの回なのだが、導入部では、性風俗の取り締まりでレストランでの張り込み。ほとんど、コントなのだが、なかなか面白かった。まずは、ムロツヨシと戸田恵梨香が二人で食事。この二人「大恋愛」で夫婦であったのに、まあ、ムロの髪の毛が白髪が多くなったせいもあるのだが、親子みたいにも見える感じ。そう、どういうシチュエーションでも表現できる二人と考えれば、すごいことなのだ。この二人の共演はこれからも楽しみな感じである。

そして、刑事が客として張り込んでいるところに、三浦翔平と山田裕貴が別々にデートで彼女を連れてくるという流れ。というか、他に店を知らないのか?という面白さ。そして、最後に永野芽郁が、友人の保険の外交員を連れてきて、勧誘を受ける。今時、こんなレストランで保険を契約するやついないだろうと思いながらも、そういう前半のオチなのですよね。

そして、犯人登場!レストランはシュールな逮捕現場になる。ここでは、三浦と山田のデートがおじゃんになった以外はあまりオチはないのだが、このシークエンス自体が、この回の枕のようになかなか印象的だった。このドラマ、ゆるさとシリアスの配合の仕方がなかなかうまい。役者たちが、そのあたりのリズムをうまく掴んでいるのもあるのだろう。

そして、後半は、戸田恵梨香が追う、「守護天使」の事件を永野芽郁が明確に知るようになるシークエンス。永野の心の中に、「戸田が自分を利用したのではないか?」という、突っかかる心が芽生え、回想を挟みながら、視聴者にうまく伝えられる。

そして、銃を持った犯人を追う中で、戸田が、命をかけて永野を護る姿を見せる。ここの銃を構えた戸田恵梨香。銃撃は下手という設定だが、実にカッコいい。その構える姿ではなく、その眼で自分の真剣さを表す。このシーン、犯人捕まえるまで結構長いのだが、なかなかの緊張感。よかった。

そして、戸田が、永野に、自分が永野をみて、交番勤務にしてもらったと吐露する。だが、永野には、そんなことよりも、警察の仕事や心構えを真剣に教えてくれた戸田の心の方が大きかったという話。それは、ドラマを見ている視聴者にもよくわかる事実。会社に「こんな先輩がいたらいいな」と思う人は多かっただろう。そう、やはりこのドラマは、戸田恵梨香の立ち振る舞いの中で回っているのだ。本当に、良い女優さんになったこと!

そして、最終回、守護天使は追い詰められるのか?爽快なラストを期待する。


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