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「この素晴らしき世界(第5話)」若菜絹代が偽物の存在を知る。ここから、色々シャッフルしそうな予感

このドラマの脚本家、烏丸マル太は、プロデューサーのペンネームだとネットに書いてあったが、さすが多くのドラマに関わったからか、連ドラの流れはうまく作ってあると思う。今回のラストは若菜絹代が外国で映画祭に出ている偽物を見てしまうというところ。さあ、何が起きるか?面白そうですよね。

そして、先週のストーリーでその素性が知らされた平祐奈が今回は、若村の沖縄行きを助ける。金の力は強し!そして、結果的に平はこの一家の全員と知り合いということになるのね。あと、鍼灸院にいるということは、柔道やってたことと繋がってるのか!なかなか緻密な脚本だ。

その平と同級生だった息子の中川大輔は永瀬莉子に惚れてしまってるわけだが、永瀬は仕事しながら涙を流してる。彼女は何者なのか?私的にも結構好きな容姿なので、楽しみな娘なのだが、このドラマでどのくらい重要な役を担っているのか興味深い。彼女が起業したことに対し、今回「誰かが作った社会に紛れ込んで生きる必要なんてない。」という言葉を吐くが、これもドラマのテーマに絡んでいそうである。

で、今回の前半は、プロダクションの役者が訴える問題だとか、若村が助けたアイドルの力になりたいとか、結構、芸能界のきな臭い部分を語るような話が語られるが、こういう話を聞くことで、若村がこの世界は別世界と感じさせるためのものなのか?まあ、沢村一樹は普通な感覚の持ち主ではないし、次週予告では若村の自宅に現れてるし、何がしたいのか、どこに行こうとしてるのかよくわからない。それが芸能界という感じなのか?そんな芸能界のあり方に対し自分の生き方は「自分が向いてる方向が前なんだ」と持論を述べる。まあ、特殊な世界だからこそ、自分軸をしっかり持ってないとやってられない世界が芸能界でもありますよね。

まあ、そんな話もあまりまとまらずに、今回は沖縄の映画祭で一泊して参加するというミッション。海外にその風景が流されるのは分かっていても、本物が見てるなんて誰も考えてないよね。でも、芸能界ってブッキングを嵌めちゃえば儲かるものね・・。

で、この一泊作戦に知恵を与えるのが、マネージャーの円井わん。なかなか印象的な無機質演技が上手い女優さんですね。調べると数年前から活動してるようだが、初めて知った感じ。これからどんどん使われそうな個性派ですな。今回も若村麻由美とうまく絡んでますしね。

そして、そこからのマキタスポーツと若村のコントのような流れは面白かった。ちょうど、マキタが社内研修で怒りの抑え方を習ったのがシンクロしてくるのは、なかなか面白い流れで、かなり笑えた。

とにかくも、ここでドラマの折り返しだとは思うが、ここからいろんな緊張感が取れていって、いろんな嘘がバレていき、話が思わぬ方向にいきそうな感じ。ここまでは、なかなか、うまくできたコメディドラマであると思って見ております。


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