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「墜落JKと廃人教師(第3話)」ぼっちと友達とストーカーと・・。

橋本涼が「お前をストーカーしていいのは俺だけだからな」というのは、多くのストーカーが思っていることであろう。そして、このドラマは教師と生徒という関係を利用してストーカーをするドラマである。だが、この二人の会話を聞いていると、そうは見えないところが面白い。確かに橋本はそれなりにエロいことも考えているのだろうが、あくまで先生として髙石に会話を仕掛けているわけだ。

今回は髙石がマラソンしているところのスローモーションから。そう、JKの体育の授業を男が見る場合、脳裏がスローモーションになっていることが多い。これは、エロスの基本だ。なんだろうねこの現象。男の映像作家は絶対にこういうことやるよね。スケベはスローモーションなのだ・・。いや、スローモーションはスケベだ!

そして、唐突に髙石を先輩と呼ぶ新キャラの登場。この人はジャニーズの田村海琉君。少年忍者やってるらしい。この人は、年齢的にはジャニーさんからは何もされてないのかな?学校で「アイドル」と呼ばれJKにつき纏われるも、「ぼっち」で友達がいないという役である。ここで気になったが、ジャニーズに入っても友達できないとかあるのだろうか?いや、あの中で友達づきあいする感覚が私にはないので、よくわからない。ジャニーさんが元気だった頃は、同じ性被害を受けたもの通しという結託はあっただろうが・・・。まあ、私の人生には何も関係ないことだからどうでもいいことだ。

そう、このドラマでは、ここで言われるように出てくる3人はみんな「ぼっち」である。そして、そういうもの通しで生活を楽しんでいる。そんな中で、髙石は橋本を基本無視しているのに、橋本が寄ってくることに快感を感じているようになっていくのが面白いのだ。そして、二人の話すセリフで視聴者は飽きない。よく考えたら、ここまで二人の会話劇でしかなかったのですよね。そこにエッセンスが欲しいから田村を入れ込んだ。まあ、わかりやすい。

今回は「ぼっち」という言葉から、タイトルは「孤独死」。橋本がルンバくんしか友達がいない姿は、ある意味、現代を簡易に表している。昨今は長方形の板状のものと話しているだけの人が多い。だから、みんなマスクしていても意外に気が狂わなかったりするのですよね。そう、インターネットのない中でパンデミックが来たらもっと世の中は荒廃しただろうし、そういう世界ではこんな施策がこんな世界的に作られることはなかっただろう。情報流通が少なければ、パニックは起こらない。

そう、ここに出てくる彼らの「情報」はインターネットなどに頼ってはいない、リアルだからこそ面白い。ドラマの世界は、パンデミックの中でも基本ノーマスクだった。そう、マスクは情報を阻害するツールでしかないからだ。まあ、そんな情報がない中では「世の中の三人に一人はストーカー」みたいな話が平気で信じられてしまうだろうしね・・。何言ってるか、わからなくなってきた・・。ドラマの中のセリフもそんな感じだが、橋本が髙石に惚れているのは間違いない事実だろう。

今回も、橋本は髙石をバッグハグして、満足の顔をしてドラマは終わった。徐々にこの二人の距離感が、近づいて行くように見えるのは、連続ドラマとしては上手いと思う。とにかくも、私自身が髙石あかりを見ているだけで楽しい30分である。テレビの前では、私もストーカーになっているということか・・・。

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