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「婚活1000本ノック」初回のオチが一夫多妻制とは、なかなか凄い始まり方ですな。

南綾子原作の小説のドラマ化だが、主演が3時のヒロイン・福田麻貴であることもあり、バラエティ婚活ドラマといったテイスト。その上に婚活を助けるのが、昔自分をふったクソ男の幽霊(八木勇征)とは、まあ、そんなに真面目に見るドラマではないという感じだが、初回はなかなかスピード感があって面白かった。

最初は福田が何をやってる人で婚活することになる人かよくわからなかったが、作家ということが、編集の打ち合わせの席でわかる。この作家というところが重要なのかどうかは少し不明だが、ここでの担当編集者が白河れいという役者。誰かと思ったら、貴乃花と河野景子の娘らしい。そう言われれば、貴乃花に顔が似ているようにも見えるが、メガネをかけてるから分わかりにくい。なんか、チャラい感じの編集者だが、面白い役者になる予感はする。

で、この編集部でライバル視される人気作家が関水渚。深夜ドラマでまた色っぽい役をやってると思ったら、ここでは若手人気作家。まあ、脇役の可愛い娘役には重宝されるということか?福田のライバルという感じがもらい役かどうかはよくわからない。

そして、福田の友人が中越典子と橋本マナミというのも、なかなか微妙な配役という感じがした。世代的にはわかりやすいが、中越は少し歳が行きすぎていないか?(リアル44歳)である。橋本は久々にドラマで見たが、前よりも垢抜けた感じがした。今再放送してる「まんぷく」の5年前の彼女と比べるとよくわかる。まあ、いい女なのは変わりないというところ。

いちいち、福田の婚活の妄想が忍者とアクションするような感じなのは、そういうテイストのドラマなのだろうが、最初のお見合いで出てきたメンツがなかなか濃くて、これからどうなってくの?という興味深さにはなりましたね。特に、アベちゃんは、そういう芸してる人なの。こういう顔、いそうでいないから面白かったですね。

そんな中で、その婚活を手伝うというのが、幽霊になった八木。幽霊だから、足元が地についていないから、そこに紙が通せるみたいなのは新しかった。佐藤健が幽霊やった時にも、これ使えたのでは?と思ったりもした。そして、自分でものが掴めることはできるみたいなのはそうしないと色々成立しないからだろうね。で、この幽霊、もの食べるんだ!!したら、排泄はどうするの?と疑問が出るが、そんなのはどうでも良い、緩いドラマであるということでしょう。

そして、婚活二番目に出てきたのは、いかにもチャラい白濱亜嵐。ただのおばさん好みのチャラ男かと思ったら、一夫多妻制を望んでいるゲス男だった。世代毎に女が欲しいみたいのはわかる人もいるかもしれないが、このストライクゾーンの広さはよくわからない。話としては、ここで主人公をエレクトさせる構造なわけだが、まあ、ドラマとバラエティのギリギリの路線を狙ってますよね。

とにかくも、幽霊くんが相手の本音を聞き出すみたいなところはよくわかったが、今後彼がどう役に立つかはよくわからない。さあ、この先、どんなパートナーが出てくるのか?そこが見どころか?

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