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「TOKYO MER~走る緊急救命室~(第3話)」事件は会議室で起きているのではなく現場で起きている!ということですね!

今回は、居酒屋に立て込もった銃撃犯との格闘!こうなると、医療ドラマというよりは刑事ドラマだが、視点を「人の命」というところに置き換えたところで、なかなか目が離せない展開に。このドラマ、1時間の中での必死の対応の中に視聴者が放り込まれる感じが心地よい、というか、終わった後に「見たな」という満足感につながる感じが良いのだろう。今回なら、ラストの警察の敬礼シーンに、一緒に敬礼する視聴者が見えるような感じである。

そして、今回の主役は、菜々緒。もはや、こういう役ができるのだ、と思わせるニュー菜々緒である。まず、母親役というのは、初めてか?そういう優しい顔をする役がなかなかなかったですものね。その顔が最初と最後に出てくる。この顔が、スーパーウーマンたる姿を見事に表現している。大体、あれだけの事件に巻き込まれて、娘を迎えに行って、晩御飯のことを気にできるお母さんがいたら、凄いですよね!そんな格好いい役をちゃんとこなしている菜々緒が格好良かったです。そして、オチの「ナイチンゲール」の絵本がまたよし!ドラマの中での菜々緒のファンも増えたことでしょう!

医療ドラマによくある。「救える命は区別なく全て救う」という論理の中で、事件の中にある人の命を全て考えるという話でしたが、まあ、ドラマであるので綺麗事ですね。でも、ドラマくらいはこうあってほしいという感じでした。最初から警察の視点と医者の視点が食い違っているところ、そして時間が経つに連れて警察が医者の言葉を理解するところは、ドラマとしてわかりやすかった。とはいえ、自分の部下が重症になったことから警察が協力的になったんですけどね…。

そんな中で、警察に指示する幹部たちが会議室で言いたいことを言っているのは、「踊る大捜査線」でよく見た風景。まさに「事件は会議室で起こっているのではなく、現場で起こっている」と叫びたくなる状況。そして、そこに都知事がクビを突っ込んで発言するのは、ありえないが、昨今の都知事のことを考えると、この石田ゆり子のキャラは気持ち良い。脚本家は十分承知の上だろう。

先週、話が出てきた仲里依紗が知っている鈴木亮平の秘密は今回は進捗なかったが、仲が鈴木に言われて、カルテデータを横流しするシーンが気になった。まあ、パスワードを知ってのことだろうが、こんなに簡単にできるの?と思いますよね。まあ、警察ではないから、こんなものなのかもしれないとも思ったりしますが、医療情報の管理でドラマ色々できますよね。

ここまで、1話で一人の主役がいるような作りですが、これはこれで面白いですね。次の現場が楽しみではあります。

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