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「新空港占拠(第5話)」空港反対派の人々に何をしたのか?ということですよね。

日本は、箱物行政の一つとして、小さな国のあちこちに旅客機の停まれる空港を作ってきた。この話は「新かながわ空港」が開港という日の話だが、神奈川県には空港がないから、まあフィクションとしてはなかなかいい設定だったりもする。そして、そこに漁民が反対するというのは、沖縄の辺野古基地問題にもつながると思うが、環境破壊が論点に出てくるのか?彼らが被ってる獣の面が神社のものという話からも、古くからある壊してはならない何かを壊したというような話になっていく気もする。でも、そんなことがあって彼らの話が公に流れても、それで空港が無事に開港しましたみたいな話ではいけない気がするんですよね。一般人に隠れての政府側の悪巧みは許せないが、それを公に晒した後で、どうするかがドラマ的には大事なところだと私は思う。

そんなことを考えさせる中、ドラマは「獣」全員がお面を脱いだ。ここで、脱いだということは、論点が明確になってきたということなのだろう。しかし、その前のソニンを罠にかけて、SATを飛び込まさせて始末する技、なかなかお見事な獣たちでした。ソニンに代わって統括した男の知ったかぶりの感じが面白かったし、ある意味、このシーンあたりで視聴者の心は獣側に加勢し出すことを見越してるような流れなのが、ドラマ的には面白い。

しかし、前回のソニンが嵌められたビデオといい、今までのほとんどにビデオがフェイクだったとは、もうそういうことが可能な時代ではあるが、怖いよね。こういうことやられると、これからの刑事ドラマ作りにくくなりますよね。監視ビデオの画像が出てきて、それで問題解決にもならない。まあ、AI的には、瞬時でフェイクと見抜くソフトも作られているとは思いますけどね(加工の過程を見つけるのは簡単だものね)

あと、もう一方で盛り上がってたのは、人質に毒を飲ませ、解毒剤はあるが、一本足りなくて一人は死ぬという話。まあ、ロシアンルーレットで盛り上がる人質の苛立ちというか、えげつなさはわかりますし、最後にズルするパイロットの富川一人。まあ、不倫してる豚野郎が家族がいるとか抜かすのが面白かった。で、この話、私には、ウィルスばら撒いて、罹患したくなかったらワクチン打てという話と同じに聞こえたんだよね。つまり、色々と公が仕組んでくる技を獣が見せつけてる感じね。そうじゃないのかな?

そして、処刑されている黒沢あすか。こういう感じの顔した女性政治家多いですよね。だいたい、女性政治家を増やせといいますが、日本の場合、当選したところで性質が男の政治家と同じになってしまう人ばかり。それが問題なのだと思う。そして、女性政治家がもっと悪党になる日は遠くないですよね。まあ、自民党キックバック問題だって、男女の差別はないようだしね。

そんな中で、パラレルに進むジェシーが比嘉愛未を追いかけてる件。ジェシーが比嘉に恨みがあることはわかってきたが、あと、一緒に追いかけてくる気持ち悪い警官(吉田健悟)は何がしたいの?演技的には、このドラマで一番気持ち悪いのだけど。薬をまとめて噛み砕くもうまいよね・・。このシークエンスがどう空港の話と結びついていくかが全くわからない感じが良いですよね。

まあ、今回もお腹いっぱいの中、リーダーの龍は予想通りの髙橋メアリージュン。顔が出てきたところで、もっとセクシーに国家に裁きを下してほしいところですね。

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