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ゴタっ小僧の気持ち

緊急事態宣言が1ヶ月延長されました。
子どもたちは学校や保育園に行けずストレスが溜まっていたり、そのお父さんお母さんもなかなか大変だと言うニュースをよく耳にするようになりました。

「うちの子、外に出れずゲームに熱中し過ぎじゃない?」とか、「なんで家での勉強に集中してくれれないの?」とか。

子育ての色んな悩みや問題が出てきていると聞きます。

今回の無駄話はそのあたりに関して、むかし小僧だった、そしていまだにゴタっ小僧である築舘の思っていることを書こうと思います。

(※ゴタっ小僧とは、長野県の方弁で『ヤンチャ坊主』とか『クソガキ』のことを言います。
はーい!僕はいまだにクソガキです笑)

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自分なりの距離感を

ゲームに熱中し過ぎかぁ...分かるなぁ。うん。

うちはゲームを買って貰えない家でした。
でもだからと言って、ゲームで遊んでいなかった訳ではありません。

昼間は外で遊びまわって、宿題もちゃんとやって...

でも実は夜、布団の中では親に内緒のポケモントレーナーでしたぁ!笑
防具を着てハンターとなり、モンスター狩りに出ている時期もありましたぁ!笑

友達に貸して貰ったり、自分のお年玉で買ったゲームで夜遅くまで布団にもぐってピコピコピコピコ。
時にはめちゃくちゃ早起きしてゲームで遊び、起きたばかりの顔を装って朝ごはんの席についたこともありますねぇ〜笑

別に禁止されていた訳ではなかったのですが、なぜかコソコソと隠れてやっていました笑
(もちろん親にバレていました笑)

子どもなんて、そんなもんです。
自分がやりたいことは親が何と言おうがやりたいし、やりたくないことは親が何を言ってもやりたくない。

「勉強しなさい」「外で遊びなさい」
「熱中出来るものを見つけなさい」

思えば...一度も親から言われたことがありません。

そんなこと言われなくても、そのうち自分なりの距離の取り方が分かってくる。
ゲームばかりしていてはリアルの自分を高められていないことに気づいたり、勉強して知識・教養をつけたい理由も見つかってくる。『熱中』だって探すものじゃなくて、気付いたらそうなっているもの。

僕の場合は、親が自分の距離感を押し付けず、距離の取り方を僕に任せてくれていたように思います。
だからこそ、ゲームや勉強に限らず、自分の距離感を見つけられたものが沢山あり、自分で見つけたからこそ今に生きていると強く感じる事も多いです。

あの時、布団の中のポケモンの世界から無理やり引き離されていたら、今頃その反動で、ニートのポケモントレーナーだったかもしれません。

あの時、勉強との距離を無理やり近づけられていたら、こうしてnoteで文章を長々となんて書くこともなかったかもしれません。

子育て・教育なんてそれぞれで、正解不正解なんてないのでしょう。
ただ僕は、僕を信じてくれていた両親に本当に感謝しています。

心配・不安しかないゴタっ小僧だったでしょうに!笑

親の背中

子どもは親の背中を見て育つもの。
僕も親の色んな背中を見て育ちました。

工作、裁縫、お絵描き、ランニング、燻製...色んなことに熱中する姿とか、畑で黙々と草取りをする姿とか、台所で美味しい料理を作ってくれる姿とか、フラっと立ち寄った近所の人と楽しくお茶する姿とか。

親が楽しそうに熱中していたら、子供だって興味を持ちますし、楽しいことを自分でたくさん見つけて来るようになっていくと思います。

あれをしなさい、これをしなさい。
あれをしちゃダメ、これをしちゃダメ。

そうやって可能性を狭めるよりかは、『こんなこともあるよ!あんなこともあるよ!どれも楽しいよ!』と選択肢を増やしたり可能性を広げてあげる。
そして親自身が楽しそうに色々挑戦している姿が、子どもにとっての学びにもなるのかなぁと思います。

コロナでおうち時間が増え、子育てがかなり大変な状況。

でも、子どもたちからしたら親の背中をよく見れるいい時期。
もし道を踏み外しそうになったら頭ごなしに叱るのではなく、背中を見せるのが一番心に届くのかもしれません。

そして自由が効くからこそ選択肢が広がり、また子どもたちが自分の距離を見つけるいい時期。
遠くから暖かく見守る程度がいいのかもしれません。

親と一緒にいた時間とか、一緒に何かをした思い出ってずっとずっと残っているもの。だからこそ、ちょっと増えた一緒にいられるかけがえのない時間を大切にして欲しいです(何様でしょう😅)。

親になったことがないので親の気持ちが分からず、「子育てはそんな甘くねぇ!」と不快な思いにさせる内容だったらすみません!💦

でも子どもの気持ちはよく分かる気がします。
なぜなら...僕はいまだにゴタっ小僧だからです🤪

あまり色々と口うるさく言われて来ませんでしたが、『人に迷惑はかけないように』とか、『周りの人に恵まれているね』とかは何度も言われてきました。

社会人となり、一人の大人となった今。
親の背中はもう目の前にはありませんが、楽しく元気よく、周りの人への感謝を忘れずに生きていきます。

最後に...

やっぱり子どもは、親の背中を見て育つものなのですね。

今日もつっきーの無駄話を聞いて下さりありがとうございました。

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