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ゴクリ唾を飲む、知られざる5区の攻防【中編】

コロナウイルスが日本でも広がり始めました。

ウイルス兵器だの、中国の人がなんちゃらだの。
色んな情報が入ってきますが、踊らされ過ぎずに自分の予防線を固めることに集中しようと思います。

対策として、アルコール消毒は結構有効だそうです。
つきましては『ほろよい』よりも『蒸留酒』あたりが度数も強くて良いかと。

...ってアルコール、飲むんかーい!

えっ、シラフですよ?🍺🥴🍺
勘違いして飲んだりなんかしてませんよー🍺🥴🍺

コロナクルナコロナクルナ...

冗談はそこそこに。
事態の早期鎮静を願うばかりです。
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早稲田vs明治vs創価

さて、【前編】の続きに参ります。

並走していた僕と早稲田大学に、明治大学が追い付いてきました。

早稲田大学の選手に追い付かれた時は、
直感で「あ、これは大丈夫かな。
と思ったのですが、

明治大学の選手に追い付かれた時は、
直感で「あ、これは離されたらマズいな。
と思いました。

呼吸もさほど荒れておらず、ハイピッチでリズムもいい。

前半のモタモタで、正直リズムを掴みきれていなかった僕は、少し速い感じはしたものの腹を括って明治大学の選手についていくことにしました。

当然、早稲田大学の選手もついてきます。
早稲田&明治&創価での競り合いが始まりました。

その中でも強豪校に物怖じすることはありませんでした。

これまで実業団の選手と同じレースや練習で張り合えた経験もありましたし、僕らの今年一年間の取り組みや成長が、もうすでに強豪校に匹敵するくらいのレベルにまで到達していることを、1区~4区までの仲間が証明してくれていたからです。

強豪伝統校・早稲田大&明治大に、新参・創価大が割って入り、肩を並べて走っている。
まさに『やるじゃん創価』の真っ只中にいる感覚。

それだけでテンションが上がり、力が湧きました。

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(☝️強豪伝統校と肩を並べて並走。明治大学は鈴木聖人選手。)

築舘だけ、なぜにランシャツ!?

上の写真を見て頂いても分かるように、他の選手たちがTシャツにアームウォーマーという格好で走っていたのに対し、僕はランシャツで走っていました。(ランシャツ=ランニングシャツ🎽)

箱根が終わってから色んな人に聞かれる事の一つです。

一区米満の仁王立ちノロノロスタート』に並ぶ、創価大の箱根駅伝七不思議の一つと言っても過言ではありませぬな。ヌハハハハ。

なぜランシャツなのか。答えはズバリ、
『Tシャツじゃ、テンションが上がらないから。』

そんな理由かよって?
すみません。そんな理由なんです笑

Tシャツで試合を走るというのは、高級レストランのステーキを箸で食べるような、そんな感覚といえば分かって頂けますでしょうか。
やっぱりそこはフォークにナイフでしょ、と。

山の中は冷え込むのでTシャツを着るのが定石です。
僕もどっちで行こうか、直前まで迷っていました。

でも、山頂付近で応援してくれている人と連絡をとって状況を確認しつつ、当日は陽も差していたので、自分にとってワクワクする装備を選択することにしました。
その結果、選ばれたのは、綾たk...ランシャツでした。🍵

もうひとつの『ランニングデート』

二区の東洋大・相澤選手と東国大・伊藤選手のランニングデートが一時話題となりました。
しかし、箱根でのランニングデートはあの場面だけじゃなく、様々な場面で、様々なペアで勃発していたことと存じます笑

ここもそのうちの一つでしょうか...?( *´艸`)
大平台のヘアピンカーブを過ぎてから、早稲田大学の選手が離れ、明治大学の鈴木聖人選手との約10㎞にわたる並走が始まります。

お互いの足が何度もあたる程の接近戦。
しかし、意外にもお互いに心境は穏やかでした。

カツンっ』僕の足、あたる。
ごめん!」僕、謝る。
大丈夫!』鈴木選手、手を上げて答える。
・・・・・
コツンっ』鈴木選手の足、あたる。
すみません!」鈴木選手、謝る。
大丈夫!』僕、手を上げて答える。

何度繰り返したことでしょう。

やっぱり恋愛同様、何度も何度もぶつかっては仲直りして...を繰り返して絆が深まってゆくものなのですね。(なに言っとんじゃボケ🙇)

閉会式のあと鈴木選手に謝りに行った時、
「こちらこそすみませんでした。でも謝ったことに対してちゃんと返してくれたお陰で、僕も頑張ろうと思えました。」
と言ってくれました。

こちらこそはこちらこそです。

彼はまだまだ二年生。これまで山に課題を持っていた明治大学にとって希望の光と言えるでしょう。
そして彼はこれから、もっともっと強い選手とデートを重ねていくことでしょう。

僕は彼の幸せを心から願っています。
箱根山中でランニングデートした元カレとして😘(なに言っとんじゃボケ🙇)

のろけ話はさておき、ライバル校の選手ながら、これからもずっと応援したくなるような選手でした。

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(☝️明治大学・鈴木聖人選手とのランニングデート(仮)。)

ついにきてしまった『アレ』。

そんなこんなで明治大学と並走していると、次第に別の大学の運営管理車が前方に見え始め、ゲキを飛ばされている選手も視界に捉えられるようになりました。

見えてきたのはファイヤーレッドのユニフォーム、帝京大学でした。

うぉー!ついに前が見えてきたぁー!
と更にテンションが上がり、明治大学の選手と共にもう一段ギアを上げたところで...ついに恐れていたことが起こりました。

アレ』が目を覚ましてしまったんです。


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アレ?
あれ?あれれ?

【前編】【後編】に、物怖じすることなく【中編】が割って入り、肩を並べて走っている。

すみません🙇
まとまり切らず【後編】に続きます。

次話こそ、必ずや、芦ノ湖のゴールにたどり着いてみせます。


今回もつっきーの無駄話を聞いて下さりありがとうございました。


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