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映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』感想など

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明日は母の日ということで、わたしのオススメ映画、”さよ朝”こと『さよならの朝に約束の花をかざろう』を紹介したいと思います。


↓まずは劇場で観た直後にわたしが残した感想です。

「私はいつも人前で泣くことを恐れているので、どんな映画も外で見るときは涙を目玉からこぼさないように気をつけて生きてきたのですが、誇張なしで5回は涙をこぼしてしまった…
こぼしたというより垂れ流しであった…何回クライマックス来るんやというぐらいの出来事だった😭」

「「マリー(監督)もうやめて…これ以上…涙腺を刺激してはいけない……ああっ…もう(ガチ泣き)」という感じでした😭何とか嗚咽だけ抑えました( ;∀;)」

…という具合にガチ泣きでした。(余談ですが、映画館って、ハンカチ持ってるのに「ハンカチで涙拭いたら泣いてるって思われるからなんか恥ずかしくて拭けない!」って結局涙垂れ流しになりません?)


本作は、”あの花”こと『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や、”凪あす”こと『凪のあすから』などを手掛けておられる脚本家の岡田麿里さんが、初めて自ら監督として製作された劇場版作品です。


私は岡田麿里さんの脚本作品が大好きで、特に”凪あす”がイチ推し作品なのですが、その凪あすと同じP.A.WORKS製作で、美術監督の東地和生さん等も関わっておられる”さよ朝 "は公開前からずっと楽しみに待っていました。


本作は、ぱっと見はいかにもアニメファン向けなので、(『君の名は』、『サマーウォーズ』等のヒットにより、「アニメはオタクが見るもの」という風潮が多少薄くなってはきたものの、)まだこういうファンタジー色全開のアニメ作品にはアニメファン以外の方は抵抗があるかもしれません。

だけど私はこの作品を、普段ジブリとディズニーしか観ないけど、『君の名は』を観て感動した!というようなタイプの方々にも是非観てほしいのです。


キャラクターデザインや設定は美しくてファンタジックですが、主人公マキアちゃんは泣き虫な普通の女の子だし、東地さん達の描かれる背景も、この世に存在しないぐらい美しい世界なんだけどこの世のどこかにあるのかもしれないと思わせるような説得力のある魅力的な絵ですし、途中で頭がこんがらがるような難しい設定(私がよくファンタジーをリタイアしてしまう理由がこれ)もないので、観始めるとスッと作品の世界に引き込まれていました。


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まずこの作品のキービジュアルを見ると、ヒロインらしき女の子が男の子に膝まくらをしています。なので「この2人の恋愛を描いたストーリーなのかな」と思った方が多いかもしれません。

岡田麿里さんの描かれる恋愛模様は非常にリアルでスリリングで面白いので、本作もそういった要素が見られるのかな、と私も初めは思いましたが、違うのです!これは恋愛映画ではないのです。(以下微バレ注意)



この女の子はあまり歳をとらない長命の種族で、ある日亡くなった人間の母親の腕の中に大事に抱えられていた人間の男の子に出会い、この子の母となる事を決めるのです。それがこの膝まくらされている男の子なんですね。この作品はこの2人の親子の物語を描いているのです。



最初は小さな子どもだった息子エリアルも、次第に成長して、姿が変わらない母に違和感を覚えたり、反発したりします。

その様子に、思春期に親に対して反発してしまった自分自身の罪悪感が蘇ったり、子を持つ親としてマキアと一緒に辛い気持ちになったり、観る人によって様々な気持ちにさせられるのではと思います。


詳細は書きませんがラストのシーンではこれでもかと感情と涙腺を刺激され泣かずにいられない場面があって、それは凄く悲しくて胸が締めつけられるんだけどとても温かくて、悲しいと言って良いのか感動的と言っていいのか何と言えば良いかよくわからないのですが、とにかく良いラストだなと思いました。是非ご覧になって確かめてみて下さいね。



世の中、親子仲が良い家庭ばかりではないし、親がいる家庭ばかりでもない、そして親子の話だけに当てはめなくても良いのです。色んな立場の色んな人に感じるものがあると思うので、是非みなさんに観て欲しい作品です。



〜おまけ〜

なんばマルイのさよ朝展ショップに行ってきました٩( 'ω' )و✨グッズだけだと思っていたのですが、さをり織りの展示やヒビオル風の織物なども飾られていて、さよ朝の世界観に触れられるようなスペースとなっていましたよ✨


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プレゼント企画でさよ朝のマグカップが当選しました!とっても嬉しいです😭✨大切にします🙏💕

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