生きてて良かった…と感じる瞬間


私は今、2つの仕事をしています

そのうちの一つはライブハウスの照明の
仕事です

昔から音楽が大好きで
音楽に関わる仕事がしたい、
という気持ちで

CD屋さん→ライブハウスのブッキング
→ライブハウスの照明さん

という流れで今に至ります

照明の仕事は
自分の喜びのうちの一つです


音に乗せて空間に色を付ける

そんな感覚です


演者さんからの要望がある時は
それにお応えしますが
無い時は自分の感覚が全てです


自分はこの曲は青系だな〜
と感じても、演者さんからの要望は
赤だった、何て事もあります

正解の無い世界です

その時の自分の感覚が全てです


私にとって難しいと感じる所は

上手に”引き算“をする必要がある所
です

派手にする事はいくらでも出来ます
全部の明かりをバチバチさせれば
良いだけです

ですが、
ずっとそれでは面白くないのです

たまに見えない時があるからいいんです
チラリズムの心理です。笑

抜く所を抜く、
暗くする所を上手に作る事によって、
パーっと明るくした時
その明かりが引き立ちます


光と影との駆け引きが一番難しくも
一番面白い所だなぁ

と思っています

(何か人間の感情みたいだなぁ…ネガティブが無いとポジティブが解らない…みたいな。笑)


照明の仕事で特にどんな時に喜びを
感じるかというと


曲のイメージに合った世界感の明かりが
作れたなぁ、と感じた時

曲のタイミングに合わせてバシッと
キメられた時 

「ヨッシャー(°▽°)/」


とテンションが上がったり


「ハァ〜、、たまらん…(*´Д`*)」


と陶酔します。笑


本番中にグッとくるあまり
涙が出そうになる瞬間もあります


なんかねぇ、そういう時


「生きてて良かったぁ。。」


って心から想います…

この感覚を味わいたくて
肉体、五感覚を持って生きてるんだなぁ

とすら感じます


演者さん
お客さん
技術スタッフ


その場の皆の息が一つになった

と感じる瞬間があるんです…

この一体感をね、
ヒトは求めているんだなぁ…
と感じます

(ワンネスってやつか!)


この
“生きてて良かった“

と感動できる瞬間を人生で重ねていけたら
何よりも幸せな事だと思います


そういった事を自分自身で生み出していく
事が現在の私のテーマです


*********

話しが少し変わりますが

コロナの影響でお客さんを入れたライブ
が出来なくなり、しばらくは無観客での
配信イベントがメインでした

少し前から少しづつお客さんを入れたライブが

出来る様になってきました


久しぶりに客入りライブをした演者さんは


「やっぱおり客さんがいるライブはイイねー!」

と皆さん口を揃えておっしゃいます


アーティストにとって
お客さんの存在は本当に大きいんだな
と感じます

照明をしていてもお客様がいるのと居ないの
では会場の熱量が全然違うなぁ…
と感じます(当たり前か。笑)


受け手がいるから
アーティストが活きるんだなぁ
と実感しています


私はこの世界に何を与えたいだろう…

何を与えられるだろう…



まゆみ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?