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24時間100キロ歩行

半年前のポエームですが(笑)
noteにも記録として残しておきます。


晴れの国おかやま 24時間100キロ歩行
23時間23分 無事に「完歩」しました。
完歩率64% の過酷な大会でした。

〜100キロ歩行 〜
今回チャレンジャーとして初参加
個人での「完歩」は当たり前。
最大のミッションは
新卒・新入社員としてエイコースポーツに入社した八木遥を100キロ完歩させること。

今の仕事に携わらせて頂き
これまで沢山の
仲間の完歩(感歩)を見てきました。
それと同時に多くのリタイアも。

歩くと走るは全く違う
それでも「完歩」は絶対条件。
私にとっての挑戦が始まりました。

フルマラソンよりも過酷だと言われる24時間100キロ歩行に挑戦するにあたり、大会前に2人でコースを下見。
夜に通過する40km以降のアップダウンを確認してコースイメージを頭に入れました。

大会当日のアイテムは
紫外線対策にアグレッシブデザイン の日焼け止め、ノースフェイスのハット。サングラス。
熱中症対策にchaoras のスポーツ手ぬぐいを首元に濡らして巻き、むくみ対策にバウアーファインド のアームカバー。足はC3fit の段階着圧タイツを使用。

RxLソックス SUNADA UL-1000
長時間、長距離を走るウルトラマラソン用に作られた5本指ソックス を選択。

相棒のランニングシューズは
ブルックス・ゴースト11 軽くて柔らかいクッションが決め手でした。

バックパックの中身は、夜間装備のレッドレンザー のMH6ヘッドライト、夜光タスキ。防寒着のアディダス terrexのフリースジャケットとパンツ。充電器。
とにかく身体に負担にならないように、最小限の荷物でまとめました。

大会当日は「晴れの国おかやま」を象徴する快晴。この快晴がチャレンジャーの体力を奪っていくことをこの時は知る由もなかった。。

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ランプロRC からは14名が参加。
スタート前に円陣を組んで気合い入れ!

最初はテンションも上がり、和気あいあいと写真や動画を撮ったり楽しみながら歩きました。
目標は「完歩」なので、今年から導入された完走ペースメーカーを目標にして、離されないように歩みを進めていきました。

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各チェックポイントでは、炊き出しや給水など、サポーターから精一杯の「おもてなし」を受けました。

大会を支えてくれているサポーターの方には、どんなに苦しくても、必ず「ありがとうございます」と感謝の言葉を伝えることが私の100キロ歩行 のルールでした。

スタートから6時間が経過し、精神的にキツくなってくる頃、エイコースポーツ・ランプロ 有志による「おもてなし」や「応援」がスタート。これは本当にありがたかった。

おにぎりやお菓子の差し入れ、水・スポーツドリンクの給水、手のむくみや熱中症を予防するための氷の手配、チャレンジャーの負担を少しでも減らすため荷物の一時預かりなど、睡眠もとらず仲間のためにサポートしてくれたメンバーもいました。

厳しい暑さが体力を奪う。
チャレンジャー専用のラインには、熱中症で緊急搬送された情報も入る。

初挑戦の八木は昼間の平地で想像以上に体力を消耗していた。
スタート直後の余裕はなくなり、屈伸する回数も増えて明らかに足に痛みがきている状態。
一緒に歩いていたランプロRCメンバーで#しあわせます整骨院 の中力先生にテーピングをしてもらい何とか耐える。

40km地点の湯次神社に来た時には、もう余裕がない状態。
夜間装備をして山道エリアに突入。
封印していたノルディックポールのお陰で山道は何とかクリアし、備前中(45K)〜伊里漁港(51K)〜閑谷緑地公園(60K)と足の痛みに耐えながら満身創痍で歩を進める。

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チェックポイントに辿りつけば、仲間が精一杯の「おもてなし」をしてくれた。この仲間の支えがあったからこそ極限の状態でもモチベーションを保てたと思う。

立ちどまり後ろを振り返る回数も多くなり、ペースも徐々に落ちていき、各チェックポイントのタイムアウトまで、1時間程度とギリギリの戦い。
彼女もそれを知っていたから屈伸をしても歩みを止まることはなく、何度も何度も立ち上がり歩き続けた。

エイコースポーツからエントリーした2人の仲間もリタイア。仮に「もうリタイアしたい」という申し出があれば、いつでも受け入れるつもりでいた。

立ちどまり振り返るたび 「もう辞める?」 って言葉をかけそうになる。

どう見ても
彼女の足は限界を超えていたし
十分すぎるほど自分と戦ったと思えたから。

そして
流れ星を見て号泣。
ついにメンタル崩壊したかと思ったら
逆に吹っ切れたようで
ここから驚異の粘りを見せる!
彼女は決して諦めなかった!

リバーサイド和気(70K)〜磐梨中(77K)〜最終関門のローソン赤磐下市(86K)もクリア。
ローソン玉柏店(95K)で最後尾のメンバーと合流し4人でゴールを目指す。

そして

「見えた!」「ゴールだ!!」

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23時間23分。
リミットまで37分でした。

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「完歩」できて当たり前という周囲の期待やプレッシャーもあったと思う。しかし100キロ歩行はそんな簡単なものでは決してありませんでした。

痛みに耐えて掴みとった「完歩」
「完歩」から見えてきた人の優しさ、人の強さ、挑戦する素晴らしさ、たくさんの気付きと学びのある100キロでした。

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さて今年は
応募受付が前年より前倒しに!!

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応募受付 2020年1月11日〜2月5日まで。
詳しくは大会HPにて近日公開予定とのこと。

「晴れの国おかやま24時間100キロ歩行」
皆さんも、一生の感動を体験してみませんか(^^)




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