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ヴェイパーフライ規制問題について

全国高校駅伝、箱根駅伝、都道府県駅伝の大会新記録ラッシュに沸いた2019-2020年。

ヴェイパーフライ問題が
ワイドショーでも取り沙汰されるほど、市民権を得る話題になっています。

ヴェイパーフライは規制される。規制されない。様々な意見が飛び交っています。

そんな中「東京マラソン2020」で大迫選手や設楽選手がナイキの超厚底シューズ「アルファフライ」を使用するのでは?と噂で流れています。

「アルファフライ」はヴェイパーフライネクスト%の進化モデルで、キプチョゲ選手が人類で初めてフルマラソンで2時間切りを実現した超厚底シューズです。

そのスペックは、カーボンプレートを3枚搭載し、前足部に衝撃を吸収するエアーをいれた超厚底シューズです。このようなチートすぎる道具の進化も、現段階では規制する明確なルールがなく「アルファフライ」も合法なのです。

時代により道具による進化する。
その道具を扱う人が称えられるべき。
根本的に私はこの考えです。

マラソン世界新記録を樹立したキプチョゲ選手も、マラソン日本記録を出した大迫選手も、先日、ハーフ日本記録を出した新谷選手も大いに称えられるべきです。

個人の考えは、今回のヴェイパーフライ規制問題に関して道具(シューズ)の「技術革新」を止めないでほしいという思いもありつつ、陸上競技(マラソン)は、人間の「何」を競うスポーツなのか?という本質を忘れてはいけないということが絶対条件だと思ってます。

やはり行きすぎた道具(テクノロジー)の進化は規制をかけて、人間本来の走力が置きざりにならないようにしなければなりません。

陸上競技(マラソン)は、人間のポテンシャルを競うスポーツであり、道具のポテンシャルを競うものではないことが大前提です。

人間の足の速さをシンプルに競うため、公平性を保つため、陸上競技のトラック種目には、スパイクのレギュレーション(ピンの数、長さetc..)があります。

ただ、、、マラソンシューズには明確なレギュレーション(規程)がありません。

今回の問題点は
①マラソンシューズ(道具)に関して明確なレギュレーションがないこと。

②このまま道具に制限なく(助力となるカーボンプレートによる反発やソールの厚さ)無法地帯にしてしまうのか?

アスリートは1秒でも速くなるために絶えまい努力をしていますし、こうした努力や名誉ある記録、メーカーの企業努力が水の泡とならないように早急に制限を設けてレギュレーションを作る必要があると考えています。

この問題はどこで着地するのでしょうか。

振り返れば、当初、この「厚くて軽い」ナイキのシューズイノベーションに対して、各メーカーどこか保守的で静観しているように見えました。

他社が静観している間にも、勝ち続け、新しい道具が好きな市民ランナーがいち早く反応し、市民権を獲得したのもヴェイパーフライの特徴だと思います。

このヴェイパーフライ問題は、色々な意見があり、日々、私自身も情報により考えがアップデートしていきます。皆さんはどう思われますか?
とかく、これ以上の混乱が起きないように早く公式見解を発表してほしいですね。

ちなみに

2021年の世界陸上は、ナイキの誕生の地「オレゴン州ユージーン」で開催されます。

アメリカ陸上競技の聖地でもある「ヘイワード・フィールド」をナイキ一色にする大きな絵図を描いているに違いありません。そのための伏線を張っているようにしか見えないんですよね。

わたしは、五輪、世界陸上で日本の本気の逆襲。国産メーカーの本気の反撃を!!
このタテ読みを信じています!!!

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こういう遊び心好き。笑



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