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映画感想文「シンドラーのリスト」

上映日:1994年02月26日
製作国:アメリカ上映時間:195分
監督:スティーブン・スピルバーグ
主演:リーアム・ニーソン

あらすじ
ナチスによるユダヤ人大虐殺のさなか、1,100人以上のユダヤ人の命を救った、謎めいた男オスカー・シンドラー(リーアム・ニーソン)に焦点を当て、驚くべき実話に基づいた物語を描く。
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感想
見ていなかった名作ということで鑑賞。
なんで見てなかったんだろうと後悔させられました。

20年以上前の作品ですが、今見ても全く色あせない映画だと思います。
というより、全編が白黒映画のため、50年くらい前の作品なんじゃないのか?と思いつつも見劣りしない作品です。

過去にこんな悲惨な事実があったんだなぁと感じられ、戦時中の一般人の様子がわかりやすく描かれており、当時の生の映像を見せられているような気分に浸り、映像と音楽に誘われながら没入できました。
何もわからないまま強制収容所へ誘導されるユダヤ人や当時の扱われ方、
アウシュビッツ内の緊張感・・。

長い映画に思えますが、常にモヤモヤした気分とハラハラさせられながら見られる作品なので、見終わったあとも「長かったな・・・」という感想は出てきません。

主人公のシンドラーが女好き敏腕経営者で、ユダヤ人を安く雇えるから雇っている。
という見方ができる描写もありつつ、人間として人間を助けるための最善の方法を模索し葛藤する姿や、抵抗勢力に立ち向かう姿勢、その言動や行動の一つ一つにとても感動させられました。

ドイツ敗戦後、最後に泣き崩れるシーンは圧巻です。

とても悲惨な映画ですが、見る価値の高い一つの芸術作品なのだと感じました。

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