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ユニコーン「RADIO CRAZY 2022」現地ライブレポ in インテックス大阪(22.12.28)

遅すぎるレディクレライブレポ(今さら感)。
レディクレ最終日、Rステージのトリがユニコーンだった。フラカンあたりからずーっとRステージにいたので他バンドも聴いていたが、ここではユニコーンに関することのみ書こうと思う。



 
クロマニヨンズ終わり、ユニコーン前のサウンドチェック中

クロマニヨンズの時には、既にステージ近くの前方に行ってたものの、熱狂的なクロマニヨンズファンに囲まれてステージもよく見えず(低身長なのもある)とても大変だった。クロマニヨンズが終われば人も抜けるしある程度楽になると、この時は思っていた。

 
しかし、いざクロマニヨンズ終わりで前へ行こうとすると、突如後ろから思い切り押された。振り返れば人の波、どんどん前へ押され、息すらしづらいほどギュウギュウ詰めになった。
低身長ゆえ少しでもステージが見やすいようにと厚底スニーカーを持参しておりユニコーン前に履き替えようと思っていたものの、そんなことは不可能、手を上に挙げることすらままならない程のギュウギュウ詰めだった。

 
まさかユニコーンがここまでの人気とは思っておらず(失礼)若干面食らったが、「ユニコーン楽しみにしてた!」なのか「ユニコーン?知らないけどトリだし見てみるか」なのか「ユニコーンちょっと興味あったんだよね、どうせだし見ていこ」なのかはわからないが、いずれにせよこれだけの人がユニコーンに興味を持って見に来ているという事実が、いちユニコーンファンとして本当に嬉しかった。

 
時間が経ち、相変わらずギュウギュウ詰めには変わりないものの、やっと手を上に挙げられるかなレベルの隙間が出来てきたあたり。SEのサウンドチェックで銃声が鳴り響いたり、あの尺八イントロが流れたりで客席からも笑い声が漏れる中、舞台袖から突如バカデカイ咳払いが聞こえてきた。

 
続けて、ガシャーンと何かが倒れる音がしたかと思えば「うおぉ!!!」と驚く声。明らかに民生さんだ。どうやらすでにメンバー全員、袖にいるらしい。
出番直前、(´.レ_ ` )「はーーーい!」とそれぞれ自由に過ごしていたメンバーを1ヵ所に集める末っ子リーダーの声も聴こえてきて(可愛い)、会場のボルテージもさらに上がる。


大きなモニターに「Next Artist」の文字と映像。沸き上がる拍手と歓声。ユニコーンの出番が来た。

 

1.HELLO

SEと観客の拍手に包まれて続々と入場するユニコーン。出番前から明らかな盛り上がりを見せる会場にメンバー皆テンションMAX。特に(∂∀∂)は見るからにウッキウキ、満面の笑顔で客席にピースやらお手振りやらをしていて、あまりのテンションの高さにとても驚いた。

 
そして1曲目、HELLO。まさかこの曲でスタートするとは思っていなかった。会場もイントロの時点で大盛り上がり。
 
 
出だしの時点ではまだ調子が出ていなかった民生さんも、会場の空気感に釣られてどんどん好調になり、伸びやかな歌声を響かせる。しかしどこかのタイミングで歌詞を間違え、何となく誤魔化してそのまま行けばいいのに
(´ё ` )「間違えた!!」
と早口で自己申告して歌に戻るあたり、さすが民生さん笑

 
最後の3声コーラスが非常に美しくバッチリ決まっており、出だしから強烈にかましまくるユニコーン。

 
久しぶりのデカイ会場に、珍しいほど盛り上がってる観客、それらに釣られてどんどんテンションが上がっていくメンバー。
メンバーの中で1番、会場の空気に合わせて変動しやすいのは、意外にも民生さんだ。この日もわかりやすいほどにテンションが高く、パフォーマンスのレベルも明らかに高くなっていった。
どっしり構え環境に左右されないように見えて案外乗せられやすいところがいい意味でチョロくて可愛い笑

 
2.WAO!

相変わらず、最年長(^↓^)が真面目にドラムを叩いてるというのに冒頭部分でふざけまくる4人の弟たちζ ` Θ´ζ(´ё ` )(∂∀∂)(´.レ_ ` )

 一通りふざけたあと、カウベルが入り、ようやく曲スタート。この日も阿部さんの喉は絶好調。
「愛のキーワード 1173♪」では、ギュウギュウ詰めの中なんとか両腕を上げ「1173」を阿部さんと共に決めるユニコーンファン達(自分含む)。
ちなみに、EBIさんの一言パートは、
(∂∀∂)「RADIO CRAZY!」
でした笑(無理やり語呂を合わせようと、「レディオ クレイジー!」みたいな言い方だった笑)

 
演奏が終わり次の曲へとポジションチェンジをする際、去り際に下に設置されてるiPadを覗き込んで次の曲を確認する阿部さん、相変わらずセトリがあやふやで素敵です笑

 
3.米米米

「狙った獲物は逃さねぇ」
この声が聞こえてきたということはもちろんあの曲。即座に把握したファン達から笑い声が漏れる。

(∂∀∂)「レディクレ、トリということで!今日が今年の締め、シーーーメってことですねぇ!」

(会場から笑い声が上がる)

(∂∀∂)「シーーメ!シーーメです!シメと言えば?シーーメと言えば?シーーメと言えば!?」

(´ё ` )「…知らない人もいるから…笑 知らない人がほとんどだから…笑」

  

皆がこのくだりを理解している前提で自由に喋るEBIさんに笑い声を押さえながら静かにツッコむ民生さん。しかしEBIさんは全く動じない(いつも通り)。

 
(∂∀∂)「シーーメと言えば?」

会場「飯ー!!(メシ)」

(´ё ` )「あっ!!!(気付く民生さん)」

(∂∀∂)「…早かったねぇ、答えに辿り着くまでが早かった」

しみじみと言うEBIさんに会場もメンバーも爆笑。

 
(´ё ` )「メシね!!締めで、シーーメでメシね笑!」

(∂∀∂)「早かった、出るまでが。早かったね。」

 
今度は民生さんに向き直ってキッパリと言うEBIさんにまたもや会場もメンバーも爆笑。
その後喋ることがなくなったEBIさんは、流れ関係なく突如「狙った獲物は逃さねぇ!まーいベイベー!」をぶっ込んで曲をスタートさせまたもや笑い声に包まれる会場。

その後、間奏ではいつも通りテッシーの元へすり寄ったと思ったら、他メンバーもEBIさんを中心に集まってきて、謎に全員低いポジションにしゃがんで演奏し出す。


いつもの錦糸卵バズーカが2本用意されており、せっかくの1本目を勢いよく床にぶちまける天然テンターテイナーEBIさん。打ち上げるというより打ち下げていた。(やめろ)
2本目はしっかりと打ち上げ、狙い通り全てテッシーに絡まるもニコニコ嬉しそうな菩薩テッシー。

最後もマイクを銃に見立てハイテンションで客席を狙う猟師EBI(∂∀∂)、他メンバーも笑みを浮かべながら、楽しそうに演奏を終えたのでした。(平和)

 
4.ミレー

民生さんがセンターマイク前でサックスを持ったのでこの曲だと確信。いつものお立ち台がないので、各々定位置での演奏だった。


「いつも通り伝統芸(訳:歌ってない)かなぁ」と思う気持ちと「いや年末だし?ユニの皆さんもライブ納めだし?ワンチャン生歌あるんじゃ?」と思う気持ちが半々だったが、見事に後者が的中。ドライブしようよ名古屋ぶりに聴く、生歌ミレーだった。

 
曲前の阿部さんピアノ&フェイクパート、普段なら「ミレー♪」と歌ってからドラムが入り曲がスタートするものの、この日は阿部さんがそこを歌う前にドラムが入り曲がスタート、ある意味レアな仕上がりだった。

 
久しぶりに聴く生歌ミレー、前に聴いたときよりも格段にレベルが高く、迫力もマシマシだった。何より、観客の盛り上がりと会場の雰囲気により阿部さん自身のテンションが上がったことと、ライブ納めで次の現場がないので喉を加減して使う必要がなく伸び伸びと歌える状況にあったというのが大きいと思う。

 
センターポジションから軽やかにピアノの上に飛び乗りサックスソロを吹く民生さん、その後阿部さんの方を向いてお戯れ開始。
ピアノの上には機材も多数あったため、少し離れた位置に立っている民生さんに歌いながらシステム手帳する阿部さん。
急な接触に思わず腰を引く民生さん、今度は後ろを向いてお尻を突き出し阿部さんにアピール。すかさず両手で交互にネコパンチの阿部さん。(どういう時間?)

 
5.チラRhythm

(´ё ` )「疲れた…フェスには休みがねぇ」

ミレー終わりの息も絶え絶えな民生さんが小さく呟くと会場からも笑い声が。

 
クイーカとシンセパーカッションが乗った台が袖から運ばれてきて、息を整えながらクイーカを手に取る民生さん。ここからハイテンション民生さんの可愛い行動の数々が始まる。

 
曲がスタートし(´ё ` )「おおさかーー!!!!!」の叫び声のあと、いつも通りゆるゆると踊り出す民生さん。
ノリがよく盛り上がっている会場にテンションが上がり、曲が進むにつれいつもだったら絶対しないファンサ(本人はそのつもりがないところもまたいい)をし出す。

 
「眩しすぎて まともには見れない」で、阿部さん側のステージギリギリ、客席前まで来てしゃがみながら目元を手で覆って首をかしげるジェスチャー。
「壁に隠れていつも見ているから」で、クイーカを乗せてる台の側にしゃがみ、台の脚の影からひょっこりと覗くジェスチャー。(メンバーも皆それはそれは楽しそうにその様を見ていらした)
サビではシンセパーカッションを叩くことも忘れ、スティックをぶんぶん振りながら観客に合わせて踊っていらした。

 6.ヒゲとボイン

前奏前にシンセの音が鳴り響いた時点で、ヒゲボかFeel So Moonの2択だなと思っていたら予想通りヒゲとボインがスタート。会場の盛り上がりも最高潮に。
 

喉の調子もすっかり絶好調になった民生さんが迫力満点に歌い上げる。
民生さんのボーカルに合わせて客席のあちこちから歌声が聞こえ、気付くと会場全体で合唱のようになっていた。観客全員がみんな仲間であるかのような、そんな一体感。
コロナ渦で長らく声が出せない状況にあった。しかしこの瞬間、やっとコロナ前のフェスが戻ってきたような、そんな気がした。


民生さんがマイクから口を離し、観客に歌うことを促す。 


「あぁ 男にはつらくて長い2つの道が」

 
皆、ここぞとばかりに歌う。決して大きな声ではない、本当に会話程度のボリューム。1人1人が節度を守って出した歌声が束となって会場全体に響き渡る。
きっとあの歌声はステージ上のメンバーにも聴こえていたはずだ。
メンバーも観客も、その場にいる全員が1つになって空間を作り上げ楽しむ。そんな空間の一部でいられたことを本当に嬉しく思う。

 
バッチリ決まった演奏でお馴染みのアウトロが会場に響き渡る。メンバーは四方八方に散らばりながら客席付近までやって来て満足げに会場を眺める。
ユニコーンというレジェンドバンドの、レジェンドたる所以を存分に見せつける1曲だった。

 
7.雪が降る町

(´ё ` )「もう1曲やって、帰ります」

その言葉を聞いた時点で、どの曲をやるかは明白だった。そして始まったユニコーンの冬の名曲、「雪が降る町」。

 
序盤で阿部さんのピアノアレンジ。高く凛とした音色が会場に響き渡り、雪の結晶のようにキラキラと瞬いて曲を飾り付ける。

 
先程まで盛り上がっていた会場は途端に落ち着き、リズムに合わせて身体を揺らしたり頷いたり、皆思い思いに楽しみながらも曲に聴き入っていた。

 
EBIさんのベースラインが心地よく身体に響き、その上に民生さんの圧倒的な歌声が乗って鼓膜を震わせる。サビではEBIさんと民生さん、どちらの音に集中するか毎度迷うほど、2人のコンビネーションがよく出ている曲だと思う。

 
以前レディクレに出演なさった際、雪が降ってくるという演出があったのだが、今回も雪が降ってくるのではなかろうかと、歌いながらチラチラと天井を見上げる民生さんが少し切なくて同時にとても可愛らしかった(今回は降らなかった)

 
(´ё ` )「ありがとう!!ユニコーンでしたー!良いお年をー!!!」

 
その言葉を生で聴くことができたので、今年は絶対に良い年になるに決まっている。決定事項だ。

 
こうしてユニコーンの演奏は終わり、歓声と拍手の中、満足そうに(しかしいつも通りさっさと笑)袖に捌けていった。




こうして私のライブ納めは無事完了した。
長々書いてしまったがもう疲れたので(ハッキリ言うな)後書きはこのくらいにする。
何はともあれ今年は良い年にするぞ、いやなるぞ(まとめが適当)

 


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