ワンダーウーマン 1984
2020 パティジェンキンス
久々の映画館での超大作ということもあり、オープニングから映像がもたらす多幸感に持っていかれる。美しい自然の中で身体が、表情が、躍動感に溢れ一気にあの世界の中だ。
子供時代の画を入れることで、後で見せるダイアナの幼さが残る表情に違和感なくなり、一人の生き物として、自分だけの幸せを求めようとする選択への説得力が担保されたように思う。
テーマとしては、"真実の強さ" "nobadyであることの寂しさ、不安、ただ最も尊いものは確かに誰もが持っている" "世界は美しいものに溢れている" あたりだろうか。これらのリンクが少し弱かったのが残念。特にチーターになった彼女には、彼女が失った尊いものを彼女自身が真に気付ける場面を作って欲しかった。
トータルあっという間の 2h35m だった。ストーリーとは別に映像そのものが持つパワーに改めて、映画っていいなと思えた。ありがとう。
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