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【臨床心理学】放送大学で読んだ本

心理学関係での学びについて、どんな本を読み、何を得たかについて今日はまとめておく。
ひとまず放送大学の教科書についてまとめる。

心理学概論(2018) 森津太子、向田久美子

心理学の学び方、また心理学の各領域(知覚心理学、教育心理学、発達心理学、臨床心理学、産業心理学など)の重要トピックについて1章ごとに概要だけ紹介されている。
心理学が、どういう領域で発展してきたのか知ることを通して、基本的な領域だけ、かつ各領域、さわりだけであるが心理学の全体像を想像することができ、今後の学びがどの領域に関わる部分か、というマッピングができるようになったと思う。

臨床心理学概論 (2020)倉光修

臨床心理学を、心理アセスメント、心理療法を通して概説し、医療分野など様々な分野でどのように心理臨床が行われているかがまとめられている。
こちらも心理アセスメント、心理療法ともに範囲が広く、様々な学派、技法(フロイロ派、ロジャース派など)が言及されており、それぞれの詳細に踏み込むことはないが、心理学概論と同じく、マッピングのための基本的な臨床心理学の全体像を掴むことができたように思う。

心理的アセスメント (2020) 森田美弥子、永田雅子

臨床心理学概論の心理アセスメントの章、また分野ごとのアセスメントの実際について、もう少しだけ細かく説明がある。
知能検査など各検査方法や、医療現場では病態水準論を活用してきた点など、あくまでも概説だけだが、上述の2つの科目より、語る範囲が狭まっているので、心理アセスメントについて少しだけ地図の密度が高まったイメージである。

心理職の専門性 -公認心理士の職責- (2020) 吉川眞理、平野直己

公認心理士の成り立ち、臨床心理士を含めて求められる専門性について、守秘義務に関連した倫理葛藤や、医療分野など各領域における求められる専門性は何か、という点について説明がなされる。
他職種連携や、生涯を通して学び続ける姿勢というものが各領域において強調されていた。
各分野において必要になる法体系があり、心を見るだけなく、社会を学び続ける、姿勢の必要さを得られたように思う。

まとめ

上記の4冊を昨年より読み進めた。
全てのトピックを記憶したり、と言ったところまで読み込んではいないが、全体としてこういうのが心理学、臨床心理学なんだな、というイメージをもてた。他の科目の本の中で同じトピックが語られていたり、関連する言及があるので、今後他の科目を学び進める中で、すでに単位を取得した上記の内容についても復習しながら学びを進めていきたい。

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