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春休みが異様に長い

1月中旬。
後期最後の授業が終わった。
珍しくテストがない学部なのでこれから課題などに追われることもないお気楽な長い長い春休みが始まると思うとわくわくしている。

今まで行けなかった美術館へ足を運ぼうか、
それとも美味しいご飯でも食べに行こうか、
資格の勉強でもしようか、など心躍らせていた。今回の休みは充実させるぞと意気込んでいたのも最初のうちだけ。

コロナのせいだなんだと言っているうちに気づけば1月も残りわずかになっていた。
あーあ。
とりあえずこの数日間で私は自分がどのように過ごしてきたのかを改めて振り返ることにしてみようか。

まず、朝はだいたい10時過ぎに起きる。
その時点で午前中は残り2時間に迫っていることに気づき、焦ったように顔を洗って着替えを済ませるとちょうどお昼の時間になる。

実家暮らしのため、母が作る熱々のご飯を食べてから、スマホで繰り返し動画を見たり、撮り溜めていたドラマや深夜番組をゲラゲラ見ていたらあっという間に夕方。

驚くことにここまで家から一歩も出ていない。

このままでは流石にまずい!ということになり、母と徒歩3分のところにあるスーパーへ買い出しに行く。レジを打つお姉さんが、中学の部活動の後輩でなんとなく気まずい思いをする。

家に帰ってから母の晩ご飯を食べ、毎週楽しみにしていたドラマを見てから寝る。

振り返ると、毎日が同じことの繰り返しであると気づく。
それもかなりインドア。

そこで当初に心躍らせていたあの行動力に満ちた妄想はどこへいってしまったのだろう。

せっかくの春休みなのに、今日まで
家でスマホと睨めっこしてばかりだ。

まあなんと無駄な時間の過ごし方。
でもこの贅沢で無駄に時間が使えるのも大学生である今のうちだけであると思うと急に尊く意味のある時間のように感じてくる。

これぞまさに春休みマジック。
思う存分たのしもうと思っている。

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