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ポケモンGO PvP講座その3 : どんなポケモンが強い?(後半)

はじめに

こんにちは、はしるねこです。
記事画像(オヤブントドゼルガ)を撮影するためだけに、4ヶ月ぶりくらいにLEGENDSアルセウスを起動してヒスイ地方に行ってきました。
タイトルは「2022年1月コミュデイ後のわたしたち」です。全部お前のせいで狂ったんだぞトドゼルガ!!

今回は前回記事の続きで、ポケモンGOのPvPにおいて強いポケモンの特徴のうち「覚える技が強い」「強いポケモンに対して強い」を取り上げていきます。

覚える技が強い

特にスーパーリーグにおける話ですが、どいつもこいつもカウンターという通常技で殴ってきます。普段それなりに見かけるポケモンで例を挙げるならば、チャーレム・デオキシス・タチフサグマ・ズルズキン・ヤルキモノ・ネギガナイト・ドクロッグ・カイリキーなどなど。多いわ。
それほどこの技はタイプ・ダメージ・ゲージチャージの全ての面で優れており、おそらく通常技の中で最強と呼ぶに相応しい技の1つでしょう。

技自体の優秀さ

ここでは、技のタイプについては一度省いて説明します。
通常技に求められる強さは「1ターン当たりのダメージ量/ゲージチャージ量の多さ」です。技1回で、とは限りません。通常技は1回分の発動に使用するターンがそれぞれ個別に設定されているので、1ターン当たりの量でないと正しく比較できません。
例えば、「りゅうのいぶき」「ロックオン」は1ターン、「カウンター」「シャドークロー」「マッドショット」などは2ターン、「あわ」「あまえる」は3ターン…などのように決まっています。
通常技の強さをはかる指標としては、

  • DPT(Damage Per Turn) : 1ターン当たりのダメージ量

  • EPT(Energy Per Turn) : 1ターン当たりのゲージチャージ量

と呼ばれるものがあります。
前者のDPTが高い最たる例は「あまえる」「はっぱカッター」です。これらの技は与えるダメージが非常に高い分、ゲージのチャージスピードは非常に遅く設定されています。
後者のEPTが高い技の例は「ロックオン」「マッドショット」などです。こちらはダメージ量は小さいもののゲージのチャージスピードが非常に早いです。
どちらか一方に特化している技、もしくは両方がバランス良く高い技が優秀と言えます。逆に、そういった技を一切覚えることのできないポケモンはほぼ活躍する機会が与えられないのが現状です。好きなポケモンが活躍できないのは皆さんのせいじゃない、ナイアンのせいだ。

ゲージ技についてはDPE(Damage Per Energy)という、「ゲージ当たりの威力」が指標になっています。
この値が高いに越したことはないのですが、ゲージ消費量が多い技については発動までに多くのゲージ/ターンが必要となるので、ある程度のバランスは必要かもしれません。レジスチルは話が別。

攻撃範囲の広さ

もう1つ議論する上で重要なのが、様々なタイプに対して等倍以上で攻撃することのできる範囲の広さになります。ここからは技のタイプも議論対象とします。

例えばGマッギョ。ゲージを早く貯めることのできる「マッドショット」とゲージ消費量が多いものの強力な一撃である「じしん」を扱えます。しかし、これらの地面技だけでは飛行などのタイプに対してダメージをほとんど与えられません。
ところがどっこい、このポケモンは「いわなだれ」という岩技を習得可能です。これによって多くの相手にダメージを軽減されない技で攻撃することができます。
これができるポケモンは、一方的に不利になる対面が非常に少ないです。

強すぎるやつ。

Gマッギョの他にも攻撃範囲の広さが優秀なポケモンを挙げるとするならば、以下のようなポケモンが例になるかと思います。

  • トドゼルガ(氷+地面)

  • ヤミラミ(ゴースト+悪+ノーマル)

  • チャーレム(格闘+エスパー+氷)

  • ニドクイン(毒+地面)

こうして見ると地面技って優秀だなって感じますね。

余談: 覚醒のトドゼルガ

上でも例に挙げているトドゼルガというポケモンは(最近PvPを始めた方は驚かれるかもしれませんが)約半年前まではPvPで使われることはほぼありませんでした。やや耐久寄りのステータスは悪くないものの、覚える技が微妙だったからです。

…が、1月のコミュニティデイで「こなゆき」「つららばり」を同時に習得したことによって一気にトップレベルに。あらゆるリーグの環境クラッシャーとなりました。
全ての技が高スペック・等倍以上で攻撃できる範囲の広さ・ブラフ(駆け引き)性能の高さなど、本当に全てが厄介なポケモンです。
厄介だからこそ自分で使うのが良いのです。育ててない方は年末のコミュデイ頑張りましょう。マジです。

強いポケモンに対して強い

原種キュウコンは突然に

バトルウィークエンド辺りの日付の話になりますが、スーパーリーグにてS原種キュウコンの使用率が急上昇していました。有名な方が採用してレジェンド到達したことがきっかけのようです。
前回の記事で「炎タイプはやや不遇」とか書いていましたが、大変申し訳ありません。私の目が節穴でした。

使用率の上位にいるトドゼルガ・レジスチル・オーロット・Aキュウコンなどに(多分)強く出ることができ、他のポケモンとも等倍同士なら割と戦えるというところが魅力的なのかと思います。
原種キュウコンは「ステータスや技が超優秀」と言う括りではないと思いますので、最初にあげた4項目のうちどれかと言われると「強いポケモンに対して強い」に入るものと考えています。

採用上位になるためには他要素も必要

相手がそのポケモンを100%使ってくる保証はない以上、とある1匹に対してのみ圧倒的に強くても活躍の場はそこまで広くならないのが現実です。

例えばゴルーグ。地面/ゴーストというタイプによってレジスチルを完封することができますし、通常技の「どろかけ」で押していけるポケモンも多くいます。
…が、PvPをやる方にとっては普段目にすることはほとんどないでしょう。
というのもゴルーグは耐久がかなり低い・ゲージ技の回転が遅い・苦手なは相手に余裕を持たれて突破されるなど、採用のメリットよりデメリットが大きいことが理由だと思われます。

ハロウィンカップでドクロッグをしばき倒すゴーレム。見た目がいい。

原種キュウコンは採用上位の複数に互角以上の戦いができることもあって急増したものだと思います。
間違いなく強いポケモンではあるものの、総合的に言えばもっと扱いやすいポケモンはたくさんいるので、使用率1位になることは恐らくないでしょう。

スーパーリーグで強いポケモンの例

「結局強いポケモンはどれなの?」っていう疑問に戻ってきました。ここでは恐れ多いながらも、有名なプレイヤーのweisarsen@うぇいさん作成のTier表を拝借させていただきます。

よく見るポケモンはだいたい載っている気がしますし、ランク付けについても個人的に同意できる部分が多いと感じました。もちろんここのランク付けと使用率が完全に一致していることはありません。私の主観ですが、Cランクの中でもエアームド・原種キュウコン・エンペルト・ドクロッグその他諸々のポケモンはかなり使用率が上がっています。

Sランクの最上位にいるヤミラミですが、あまりに強いので厳選個体に詳しくなくても記事1つ書けるレベルです。多分。

まとめ

今回は「強いポケモンとは?」というテーマの後半戦でした。
個人的な解釈で4つの特徴を挙げさせていただきましたが、実際のところは単一の要素のみでは中々強いポケモンとはなり得ません。最低でも2要素以上は兼ね備えていると考えています。
特に「強いポケモンに対して強い」はその最たるもので、これだけを理由に採用するのは初心者にとって不安定化を招くので注意です。

ステータスやタイプや技が優秀で、攻撃範囲が広く、どんな相手にも何らかの役割を果たすことのできるポケモン」は正直誰が使っても強いです。例を挙げると上記SランクのGマッギョとかヤミラミとかトドゼルガとか。
そんなポケモンたちが採用上位に来ているのは、ある種当然の話なのかなと思います。

次回は有利対面/不利対面について触れようかな…と思っていたのですが、先日のバトルウィークエンドにてシーズン11のLEGENDを達成できてしまったので、使用していた編成と立ち回りを一緒に紹介したいと考えています。需要あるのか…?

今回もここまで長文を読んでいただきありがとうございました。
よろしければ次回もお願い致します!

これを見て可愛さのあまりヒスイ地方に帰りたくなりました。
GBLは暇をいただいて色違いヒスイゾロア捕まえに行ってきます。

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