苦労した人は幸せになる権利がある。
こんにちは。ケイコです。
今回は、私が四書五経が好きなお話しです。
特に論語は様々な考え方が書かれていてとても興味深いのですよ♪
苦労した人は幸せになる権利がある
題名にあるように「苦労した人は幸せになる権利がある」というような（絶対なるわけではなく、あくまで権利ですよね）考えも論語にはあります。
最近、中国ドラマ（華流ドラマ）がBS12などで、よく放送されていたり、動画配信のU-NEXTや、Amazonプライム、dTVなどの動画配信されていることもあり、また論語に触れる機会が増えました。
中国ドラマの中でも、四書五経はよく出てきます。
ミーユエ 「王朝を照らす月」 ＵーＮＥＸＴ独占配信・BS放送など
この主人公、ミーユエは覇星(中原土地を制覇する星？)の子どもが産まれると、生まれる前から予言されてしまい母の身分が低いことや、男の子だと思ったのに女の子だったこともあり、何度も絶望と向き合わなければなりませんでした。
そこで逃げるつもりで姉の嫁入りに侍娼として国を出ます。
そこで、予言をした男と出あいます。
予言をしたものは、ミーユエが女だったことで追放されていたのです。
ミーユエは、「あなたが予言をしたせいで、母は死んで私たちは辛い思いをしてきた。」と責めます。
そこで予言した男が、予言は正しかった証拠だと喜んで（！）いいます。
「天のまさに大任をこの人に降さんとするや、必ずその心志を苦しめ、その筋骨を労せしめ、その体膚を餓えしめ、その身を空乏にし、おこなうこと、そのなさんとする所に払乱せしむ。心を動かし、性を忍ばせ、その能くせざる所を曾益せしむる所以なり。」
意味としては、
「天が大任をまかそうとするときは、必ずその人の、精神や志や心を苦しめて、身体がきしむまで疲れさせて、飢えさせ、貧困の極みに置いて、やることなすこと上手くいかなくする。
それは、心を鍛えて、本能や、感情論に負けないような理性を持たせ、大任に耐えうるような能力をもたせるためで、その証拠である。」
って感じ？（ちょっと私見も入ってますが・・・）
これって、中国ドラマはもちろん、色んなドラマのストーリーに当てはまりますよね。。。。
最初は、散々苦労して、全然うまくいかなくて、ひどいことを人からされるってね・・・。
そして、主人公はたいてい最初は争い事を避けていたり、いい人なわけです。
そして、生きていけないわっ！ってなったとたん・・・
生き抜くために、愛する人を守るために、国を守るために・・・
ま、理由はいろいろですが・・・
すごいことをしていくわけですね。
大逆転！
こんな人生観が、何千年前からあったなんて、すごいと思いませんか？
私は、そこに感動して、色々読んでいます。
好きになったきっかけ
ちなみに、子どもの頃、論語を含む四書五経を好きになったきっかけは、四文字熟語や、ことわざのもとになっているものが多いから。
四書五経とは、時代によって若干違うのですが・・・
すんごいざっくりとまとめると、
「大学」「中庸」「論語」「孟子」の四書
「易経」（天文、地理、人事）「書経」（書の語源、孔子編纂）「詩経」（中国版万葉集？）「礼記」（道徳）「春秋」（歴史）の五教
仏教用語もありますが、論語からきているものの方が多いのではないでしょうか？
（国語の先生じゃないので、知りませんが💦）
あくまで家に本があり、適当に読んでいて親しんだ。
という話なので、内容はわかっていても、それがどういう本で、概要はどうなっているのかは、わかっていませんでした・・・。
例えば、
切磋琢磨（せっさたくま）
ちなみに私の理想の友人関係です😌
詩経の『切るが如く、磋（す）るがごとく、琢（う）つが如く、磨（ま）くが如し』とあるのからきています。
論語には、
「子貢がたずねる。
「貧しくしてへつらうことなく、富んで驕（おご）ることなきは、何如」
子がいう。
「可（悪くない）なり。でも、貧しくても楽しんで、金持ちでも礼儀（道徳的）なことを好むのには、及ばないね。」
子貢がこたえる。
「『詩経』に『『切るが如く、磋（す）るがごとく、琢（う）つが如く、磨（ま）くが如し』と書いてあるのは、そのことを言っているのでしょうね。」
先生は言われた、
「それでこそ、始めて詩の話を一緒にできるね！一つ言えば次をわかってくれるね」
こんな感じで、同じ文章が所々に出てきて、日本語になっているものも多くて、楽しいのです。
人間学書として読んだり、心理学書として読んだり。。。
あなたにも、面白さが伝わるといいのですが・・・。
＊今回は、学問的な正確さよりも、私の好きさをお伝えするため、私見が多いです😁
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