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出会いと別れ【キャリコンサロン編集部】

キャリコンサロン編集部の、今週のテーマは「出会いと別れ」

父親が転勤族だったため、幼少の頃から転校生でした。そして、高校卒業と同時に地元を離れ、その後、就職してからも、私自身も転勤族でした。そのため、これまで、何度もの「出会いと別れ」を体験してきました。

■出会い

「出会い」とても嬉しいものです。出会いには、様々な出会いがあります。「人」「土地」「すまい」「グルメ」「文化」「名所・旧跡」など、いずれもワクワクする気持ちになります。

「出会い」「ご縁」だと思います。例えば、同じ学校に通う、あるいは同じクラスになる、そして隣の席になることなど、全て「ご縁」だと思っています。あるいは「運命」だと思っています。それだけに「出会い」を大切にしたいと思い、これまでの人生を過ごしてきました。

小学校を4つ、中学校を2つ、体験しました。小学校で、一番記憶にあるのが、5年生の春、大分県の杵築市から、山陰の鳥取市に転校になった時のことです。それは「方言の違い」でした。全く聞いたことの無い、単語やイントネーション。初めは面食らいましたが、すぐに慣れることができました。

大学時代、京都で4年間を過ごしました。テレビや映画で、耳にしていた「関西弁」です。「文化の違い」を一番感じた時期でした。高校までは、同じ学年であれば同じ年齢です。しかし、大学になると、同じ学年でも、1浪、2浪、3浪の同級生との出会い、そしてサークルの先輩方との出会い。実に様々な出会いを体験しました。そして、妻とも、大学のサークルで出会いました。

学生時代、アメリカのロサンゼルス1か月間のホームステイを体験しました。当時は「ポパイ」という雑誌で、LAの記事が頻繁に取り上げられた時期でした。現地は、その雑誌に書かれたそのままの世界で、日本とアメリカのスケールの違いをまざまざと感じさせられた1か月間でした。そして、当時ホームステイでお世話になった家族とは、その後12年後に再び、再会することが出来、今でも、時々、連絡を取り合っています。

社会人のスタートは、東京の丸の内本社。代用社宅は、千葉県の流山市。同期は、男性が31名、女性45名、合計76名でした。女性は全員、首都圏配属でしたが、男性は3か月間の研修後、本社並びに全国の支店に配属となりました。

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ところが、研修中に、何と「急性肝炎」で倒れ、3ヵ月半も休職することになったのです。復職後も、体調が戻るまでは、人事部所属の、教育研修部預かりとなり、その年の12月まで東京勤務の後、翌1月から静岡勤務となりました。

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その後、静岡→仙台→名古屋→東京→福岡→仙台→東京→福岡→大阪→東京と、サラリーマン生活38年を、全国を転々としてきました。そのたびに新しい「出会い」との連続でした。

転勤辞令」は、不定期なことが多く、かつ、突然のことで、驚いたことも有りましたが、嫌だと思ったことは一度も有りませんでした。父からの教えも有り、転勤命令は絶対に断ることが出来ないものだったので、発令になった時点で、覚悟を決め、その時点で気持ちを切り替えて来ました。

そして、新しい出会いを、いつも楽しみにしてきました。もちろん、まだこれからも、新しい出会いを楽しみにしています

■別れ

「別れ」についてですが、私は「これで一生会えない」などとは、これっぽっちも思っていません。「いつでもまた会える」「また会いに来よう」という気持ちなので、余り寂しいと思ったことが無いのです。そして、実際に、何度も会うようにしていますし、会っています。

地元で生まれ、地元で育った方は、なかなかそんな気持ちにはならないのかもと思います。

私は、転勤の度に、挨拶状を出し、年賀状も続けてきました。なぜなら、連絡が取れなくなるのが嫌だったからです。最近は、SNSのおかげで、連絡がとりやすくなりました。Line電話やメッセンジャーは無料ですし、携帯電話もかけ放題プランなので、お金を気にせずに話せるのは、いい時代になりました。

但し、一番つらいのは「死による別れ」だと思います。身近な関係では、父が10年前、義父が6年前に他界しました。サラリーマン時代の先輩の中には、60代前半で他界された方が、何人もいます。私も63歳になりました。

11年前、仙台に単身赴任中に「東日本大震災」を体験しました。いつ、何が起こってもも不思議では無い世の中です。準備をして、回避することが出来ることであればと思いますが、やはり自分ではどうしようもないことも、覚悟をしないといけないと思います。それが「運命」だと思います。

■最後に

「いつ訪れるかもしれない突然の別れ」に備えて、一日一日を悔いのないように生きていく、会いたい人には会う、行きたい場所には行ける時に行く。

そんな思いで、これからの人生を歩んでいきたいと思います。

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