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学生に伝えたいこと【キャリコン編集部】

キャリコンサロン編集部からの、今週のお題は「学生に伝えたいこと」

キャリコンサロン編集部|塚田 亜弓 | キャリコンサロン代表|note

■学生時代にしか出来ないことをやろう!

学生時代にしかできないことをやり、社会人になってからでもやれることは、やらない。

例えば、学費を払うために、アルバイトを頑張っている学生がいます。生活費と学費のために、かつかつであれば、残念ながら、他のことをやる余裕はないかもしれません。

しかし、それ以外の「遊び」「趣味」「旅行」などに、使える時間とお金があるとすれば、私は、海外に行くことをおすすめします。

■学生諸君!日本を飛び出して、海外へ行こう!

私が、初めて海外へ行ったのは、大学3回生の夏休み(1979年)。
ロサンゼルスホームステイ体験でした。

当時、「ポパイ」という雑誌で、アメリカ西海岸の記事が取りあげられ、行ってみたい憧れの場所でした。

海外旅行が初めてということで、「ホームステイパックツアー」に参加。
参加者総勢30名のうち、何と男性が5名、女性が25名のツアーでした。
行程は、ロサンゼルスで、約3週間ホームステイ後、サンフランシスコとホノルルに滞在して帰るという、今から考えれば、学生には贅沢すぎる豪華ツアーでした。

学生時代、京都に住んでいたので、大阪伊丹空港から出発のツアーを選択。
ロサンゼルス空港までの直行便でした。

ロサンゼルス到着後、30名が、1名ずつ、アメリカ人家庭にホームステイの予定でした。

ところが、現地に着くと、男性2名が、一つの家庭。私を含む3名が、老女の家庭にホームステイすることになっていたのです。しかも2名がステイするはずの家庭が、旅行に行っていて、その日は、何と5名全員が、老女の家庭にステイすることになってしまいました。

せっかく、英語を学ぶために、わざわざロサンゼルスまで来たにもかかわらず、日本人が5名では、当然のことながら、日本語だけになります。

午前中は、30名全員が教会で英語の授業。午後は、それぞれの家庭に戻って過ごすというスケジュールでした。

我々5名は、仕方なく、バスでダウンタウンに出かけたりして、観光を楽しみました。

そして、数日後、旅行に行っていた家族が帰って来ることになりました。当初ステイすう予定だった2名に意志を確認したところ、楽しくやれているので、行きたくないと言うのです。

それならばと言うことで、私が「是非、行きたい!」と主張し、私ひとりで、その家庭にお世話になることになったのです。

お世話になった家庭は、両親と、17歳の女子高生、14歳の男子中学生の4人家族。車がフォルクスワーゲンビートルの真っ赤なオープンカーという、アメリカ映画に出てくるような典型的なファミリーでした。そこでの生活は、まるで、自分がアメリカ映画の中にいるかのような生活でした。父親は、ワインのセールス、母親は、地元の新聞にも載るような、典型的なキャリアウーマンでした。

■初めての海外体験で感じたこと


まず、一番驚いたのはアメリカという国のスケールの大きさでした。国の大きさもですが、アメリカ人の寛大さを強く感じました。

そして、「英語」は、ちゃんと発音しないと、相手には絶対に通じないということ。ロサンゼルス市内の地図を買いたくて、「map(マップ)」と伝えると、何と掃除用の「モップ」が出てきたのです。

そして、文化の違いを大きく感じました。ホテルに泊まるだけでは、絶対に体験できないことだと思います。是非、ホームステイ体験をおすすめしたいと思います。

男の子は、皆、スケボーに乗っていました。ステイ先の女子高生は、自分の車を買うために、スーパーでアルバイト。そして、日曜日は、家族が協力して、家の掃除と車の洗車を手伝います。家族皆に、それぞれの役割と責任があります。

これらのことは、その後の、私の人生において、生き方や方向性に、大きく影響したと思っています。

■最後に


ホームステイした家族とは、帰国後、数年間は、クリスマスカードを交換していましたが、その後は、お互いに音信不通でした。

そして、ホームステイから13年後の1992年、我が家4人でアラスカに行くことになりました。もしかしたらと思い、アルバムにのっていた電話番号に国際電話をかけてみたのです。すると、覚えてくれていて、ロサンゼルス経由でアラスカフェアバンクスに行く計画にして、ロサンゼルス空港からレンタカーを借り、紙の地図で住所を確認しながら、たどりつくことができ、13年ぶりの再会となりました。3日間、お世話になりました。

今も、Facebookで繋がっていて、お互いの近況を伝えあっています。また機会があれば、再び、訪れたいと思っています。

社会人になると、1か月休んで海外に行くのは、厳しいと思います。
是非、学生時代に「海外体験」をおすすめしたいと思います。







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