EPIC Healthとオムロンヘルスケアによるremote patient monitoringプログラム
サマリー
EPIC Healthとオムロンヘルスケアの2社がremote patient monitoringに関する協業を発表。
医療が十分に行き届いていないエリアであるデトロイトの心臓発作、心筋梗塞のリスク軽減の取り組みや健康に関する質問に対応する。
オムロン初のremote patient monitoringサービスであるVitalSight™を活用する。VitalSight™は高血圧、特にコントロール不良のステージ2の患者を対象としている。
VitalSightとは?
自宅での血圧測定を促進し、医師にデータを共有することで患者自身が高血圧についての理解を高め、管理方法を学び、その結果リスクを軽減する事を目的に開発された。
EPIC Healthとは?
米国のミシガン州Southfieldに本社があり、プライマリケアに特化した医療ネットワークをミシガン南東で展開。
2000年の設立以来、イノベーション、インテグレーション、継続的な向上をモットーとし、複雑な医療や予防医療を提供する中心機関として確立している。
EPIC Healthとオムロンの協業内容
VitalSight(オムロンの血圧計、体重計、予め設定済のデータハブのセット)が患者の自宅に配送される。
EPIC Healthの医師は各患者にパーソナライズされた血圧閾値に基づいたアラートを受信することで、各患者に合わせたアクション、治療選択が可能となる。
感想
高血圧は多くの高齢者に関わるものであり、日本でも血圧計の自宅での使用が浸透しています。
ただし、患者自身による記録は未だ紙の手帳で行われており、かかりつけ医は月に一度の診察時にノートを見るだけです。
この協業事例のように地域の医療グループが主体となり積極的にremote patient monitoringを導入する事はとてもすばらしいことだと思います。
日本の場合、24時間アラートがなると医療者の休む暇が無くなるなどの問題が出てくるとは思いますが、専用機関との連携等によりかかりつけ医、患者双方にメリットのあるサービスが生まれることを願います。
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