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Missing 第5話
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第5話
絶望と突破口
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翌日。私はレッスン。天は撮影で午前中が終わり、夕方までもうあまり時間がない。
あれからピーターは私の部屋でずっと瞑想している。作戦を練ってくれているみたい。
夏鈴と麗奈ちゃんは今日はレッスンには来ていなかった。
マネージャーさん達が何やらザワついていたからやはりそういうことなのだろう...
心配だがレッスンはいつも通りこな
Missing 第4話
__恐ろしい出来事から数分後。
私たちは自宅に辿り着いた。
リビングのソファに座ると、疲れと忘れかけていた恐怖に眩暈を覚える。
さっきのは...何?
聞き間違いじゃなければあの巫女さん私たちのこと...殺そうと...してたよね?
...いや、今はピーターの話を聞こう。考えるのはその後でいいや。
私はソファにもたれ、ゆっくりと深呼吸した。
__脳裏に焼き付いた恐怖を和らげる為に。
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Missing 第3話
ひ・天:おはようございますー!
夏鈴:おはよー、朝から元気やな2人共。
天:夏鈴ー!会いたかったでー!
あの信じられない出来事から3日が経ち、今日は天と私、そして同じグループメンバーの藤吉夏鈴の3人で雑誌の撮影だ。
夏鈴:んもぅ...天!あんまひっつかんといてや...
天:えへへー、そんなこと言って嬉しいんやろー?
あの日から天は前以上に元気だ。
私も、悪夢に苛まれることがなくなり、
Missing 第2話
__違和感。
いつから感じていただろう。
そもそも何に対して?
今のこの状況は何一つ正常ではない気がする。
__喋るうさぎのストラップと水族館に来ているなんて。
天:ひかるー!見て!タツノオトシゴ!
ひかる:...ふふ、そうやね。
あんなに不審がっていた割にはしゃぐ天を眺め、私は物思いにふける。
___この胸騒ぎは一体何なのか、と。
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第2話
~case H
Missing 第1話
2人で朝食を食べながら窓の外を見る。空が白けてきている。もうすぐ日が昇る頃だ。
天:じゃあ...まず公園でお散歩してー、その後水族館にしよー!
ひかる:賛成!
食事をしながら2人で話し合い、今日の予定が決まった。
久しぶりのデートに、気持ちがだんだん高揚してくるのを感じる。空の食器を片付け、お互い準備もそこそこに、まだ薄暗い中部屋を出た。
天:早朝からお散歩なんて健康的やん!
ひかる:
Missing ~序曲~
___目の前さえも見えない暗闇。
誰かの声が聞こえる。1人ではなく大勢。
『...もう、終わりかな』
『やっぱり荷が重いんだよ...』
『...がっかりだな』
幾重にも重なるネガティブな言葉たちは耳を覆っても脳に直接響いてくる。
たまらず私は走り出す。暗闇の中どこを目指すでもなく。
しかし追ってくる声が止むことはない。
どこまでも
__どこまでも
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Mi