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ナイキへの反撃なるか?!ASICSからメタレーサー発売決定!

ついに!

公式ホームページにて2020年6月12日よりアシックスオンラインストア・一部店舗により先行発売決定が発表されました!(*一般販売は6/26)

コロナの影響で発売が延期になっていましたが、ここへ来てやっとという感じですね。

厚底+カーボンプレートで言うと、ホカオネオネ、NIKEに続いて3番目かな、と思います(漏れていたらすいません)。

NIKEでもこれを書いている本日6/2にNIKEからエアズームアルファネクスト%が発売されます!

(朝9時からの発売でしたが、昼の時点ではすでに売り切れていたのか画面が出てきませんでしたけども)

【NIKE公式】【プロモーション対象外】ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト% ウィメンズ レーシングシューズ.オンラインストア (通販サイト)

2020年はadidasからadizero proも発売、ミズノのプロトタイプも発売予定とシューズ各社は激しい戦いになります!


話は逸れましたが、メタレーサーがどんな靴なのか、見ていきましょう!

メタレーサー


メタレーサーとは?

メタレーサーとはすごく平たく言うと、「クッション性と反発力の両立し、足首周りの省エネルギー化を図って作成された長距離ランナー向けのASICS最高峰のレーシングシューズ」です。

ASICSとしては「厚底とか薄底とかの分け方はしていない」としながらも、実際のところはソールは言わゆる”厚底”となっていそうです。

ただ、写真を見る限りNIKEのエアズームアルファネクスト%と比較するとそこまでは厚底になってなさそうな気がしますね。

これまでは箱根駅伝や東京マラソンなどでNIKEの厚底シューズである「ヴェイパー」がほぼ独占状態でありかつ印象的なデザイン・カラーで見る人の印象を掴みました。

実際、市民ランナーでも上級市民ランナー~エリート市民でもかなりの割合でマラソン大会で着用する選手がいるのが現状です。実際、大会に出ていた僕も感じました。

もともと高いシェアを誇っていたASICSとしてはかなり悔しい状況と言えるでしょう。そんなASICSが今度NIKEに反撃をかけてゆきたいという思いが詰まったシューズ!それがメタレーサーです!


メタレーサーの特長とは?

このシューズの売りを一言で表すなら!!

エネルギー効率を高めたレーシングシューズ

だと思います。

asics公式のYOUTUBEでも紹介されています。


動画に紹介されている内容に追加して性能をまとめます。

・GUIDESOLE(ガイドソール)により走行効率を高める
・カーボンプレートを内蔵して反発力を高めた
・190g(27.0cm)と軽量化

・ENGINEERED MESH(エンジニアードメッシュ)を採用、シューズ内の換気を向上して通気性向上
・ミッドソールにはFLYTEFOAMを採用して軽量化と反発力を両立
・靴底に「ASICS GRIP」と「WET GRIP RUBBER SPONGE」を採用し雨の日でも滑らずに走れる設計
・価格 20000円+税(安い!ここ大事!笑)

これだけ気合を込めて作っているシューズをNIKEのヴェイパーフライネクスト%よりも1万円程度安いのだからすごいお得です。正直3万円ぐらいになると思ってた。。


このシューズのコンセプトであるGUIDESOLEとは?

GUIDESOLE(ガイドソール)は実は、メタライド、グリッドライド、エボライドという3種類のシューズで既に採用されている構造となっています。

今回のメタレーサーではこの構造を採用することにより足首周りの負担を20%も軽減してくれるというのです!

これは魅力的ですね!

もう少し具体的に述べると、下肢が接地してから蹴りだす際には足関節の背屈角度が大きいランナーの方がより推進力が出てスピードが出せるのということが言われていますが、これは同時に下腿三頭筋への負担も大きい。

そうなると長距離では後半のスピードダウンにつながってしまう。

それならばシューズの構造で背屈角度を出せるのであれば楽に前に進めるのではないか?というコンセプトです。


これは開発者によると”シンプルに見えて実はとても複雑”ということだそう。確かにこの構造自体は走動作のバイオメカニクスがある程度分かる人であれば思いつく構造であると思う。

しかしこれまであまりこの構造のシューズが出てこなかったというのはやはり具体化するのが難しいということなのだろう。


FLYTEFOAMとは?

FLYTEFOAMとはこれまでのアシックスのシューズでも長年採用されてきた軽量化と反発力を両立したTARTHERZEALやその後継のTARTHEREGDEなどでも広く採用されている構造で多くのランナーに信頼を得ています。

adidasのadizero proでもadizeroシリーズでは定番のboost foamを採用しており、adidasもasicsも新しいシューズを作成しつつも、これまでの技術を採用していますね。


カーボンプレートを採用!

asicsとしては初のミッドソールにカーボンプレートを搭載したモデル。

カーボンプレートがどれぐらいの効果をがあるのだろうか?これに関しては僕が独自に考察しておりますの記事がありますのでよろしければこちらもどうぞ。


「ASICS GRIP」と「WET GRIP RUBBER SPONGE」

どれぐらいの性能なのか、と言われると正直わからないのだが雨でも滑らないというのは安心して走るうえで大事だし、スピードを出そうと思うとグリップ力はどうしても欲しいところ。

そう思うとここはとても大事な部分だと思いますね。

この部分のadizero proは外側に縦のラインが入ったソールと内側に横のラインが入ったソールが組み合わさっており、少し違いがみられますね。面白い。


ENGINEERED MESH(エンジニアードメッシュ)

マジックベンチレーション機能をというのは過去にソーティマジックといういわゆる薄底・スピード用のレーシングシューズ。

2019年に行われたMGCにて前田穂南選手が履いていたシューズがソーティマジックLTでした。マジックベンチレーション機能によりソールに開けた穴から熱を逃がし、高温・多湿の状態でもレースに対応するための技術であるとのことです。

この技術に関しては少し前ですがASICSの公式HPにも記載されています。

リンクはこちらです。


まとめ

年明けぐらいからメタレーサーの噂が耳に入っていましたがついに!という感じですね。NIKEのヴェイパーを考えれば3万ぐらいの値段帯でもおかしくないですが、2万円で出してきたのは衝撃でした。

現在NIKEの厚底系は軒並み在庫がほとんどなく、購入したくても購入できない状態なのでこれを機にasicsとしては巻き返したいでしょうね。

もとからのasicsファンもヴェイパーに乗り換えた人も多かったと思いますが、そんなランナーたちを引き戻せるのか。今後のマラソンや駅伝にも影響が出てくるのか。

現在僕はエボライドを使っていますが、なかなかいい感じなのでメタレーサーもかなり気になっています!笑

期待しておきたいと思います!



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