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子どもの想像力が危うい❗

子守りはゲーム?動画?

近頃、よく目にする光景。
レストランで、デパートで、バスや電車で、病院の待合室で▪▪▪。
親の(自分のかも💦)スマホで、ゲームや動画を見ている子ども。
親からすると、静かにしてくれるので便利なのだろう。もしかしたら、学習動画なのかもしれない。

でも、静かにしないといけない場所で、何もなしで静かに待つ訓練は、いつするのだろう?それが、授業中の態度に直結するのだが😨

スマホ普及までは、ぐずる子どもを何とかなだめようと、一緒に遊んだり、本を読み聞かせたりと、親が子どもに関わっていた。
そこで、親子のコミュニケーションがとれ、「静かに待つ」訓練がなされていた。

そして、それと同じくらい大切なのは「読み聞かせ」だと思う。

動画は、想像する間もなく勝手に進んでいくので、ボーっと見ている間に終わってしまう。また、気に入らなければ、次々に他の動画に変えればいい。

一方、読み聞かせは、親が読んでくれているから、それ自体が嬉しい。
そして、挿し絵があったとしても、絵と絵の間の映像を、言葉から想像しながら聞くので想像力がつくし、言葉も覚えていく。
更に、いろんな挿し絵を見て、表現法を知ることができる。
また、主人公の気持ちを考えることで、道徳心や世の中のルールも身につけることができる。
などなど、同じ時間を過ごすのに「読み聞かせ」を選ばない手はないのだ。

先日、3年生の算数のテストで

1つ20円の箱に、1個75円のおかしが5個ずつ入っています。この箱を2箱買うと、代金はいくらになりますか。

という問題があった。テスト前に、「あいてるところに簡単な絵を描いてみるといいよ。」とアドバイスをしたが、正解者は30人中4人。絵を描けても式が違う子どもが3~4人。答え合わせをしたら、「な~んだ、そういうことね❗」と、すぐに立式ができる。

ほとんどの子どもが、文章からイメージできないのだ。または、現金を支払っての買い物の経験が乏しいのか?

今は、学校でも様々なものが映像化され、実際に作業できないことでも、見ることができる(算数で言うと、図形を透視したり展開したり)。
便利❗教師がして見せるのは大変だから、確かに便利❗❗理解も深まる❗❗❗

でも、、、受験には映像はついていない。しかも、問題文は長く、難しい言葉が並んでいる。

映像を活用しながらも、想像力を磨いていく。

難しいが、入試方法が劇的に変わらない限り、両立していかなければならないだろう。

保護者のみなさん、小さいうちは、ぜひいろんなジャンルの絵本の「読み聞かせ」をして、想像力をつけてあげてください。大きくなってからでは、難しいようなので💦

余談だが、今の子どもは「昔話」を読む機会が少ないのか、「ごんぎつね」という昔話の、「家で葬式をするのに、近所のおかみさんたちが集まって、鍋でぐずぐず煮ている」場面を読んで

亡くなった人を鍋で煮て、骨にしている

と、多くの子どもが思っているのだ‼️
少数ではないことに驚きだ👀

「近所が集まって、大量の料理を作って何かする」ことを知らないことからくる、恐ろしい勘違い😱

時代をこえて、ジャンルをこえて、いろいろなことを知ることが大切だと、改めて感じた出来事だった。


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