見出し画像

どんな大人になってほしいの?

知識を詰め込む忍耐力が、仕事の忍耐力に繋がる⁉️

就職試験で、筆記試験がある▪卒業履歴や就職履歴を書く欄があるうちは、「将来使わない知識」を詰め込むことも必要だと思います。

それで、何を見るか?
「いらないかもしれない知識を、頑張って覚える忍耐力があるか」
「少しくらい嫌なことがあっても、継続できるか」
だと思います。
似たようなレベルの受験生がいたら、「長続きしそうな人を採用」しませんか?労力やお金をかけて育てる訳ですから。

これからは、
「今はない仕事や、パソコン1つ(AI)でこなせる仕事」
も出てくるでしょうが、生活のためには、仕事を選んでいる場合ではないことも十分考えられます。
経済が上向きになる可能性も、今のところ低いですし⤵️

その場合、やりたくない仕事▪作業を続ける忍耐力がなければ、すぐに辞めてしまいます。
今、既にそうなっています。

学生時代より社会人の方がキツイことが多いのに、
「自分の好きなことを伸ばせばいい」「やりたいようにやればいい」
「叱られたことがない(少ない)」
で育ったら、続かないのは当たり前です。

学習でも仕事でも、苦労した先に「できた喜び」があります。「また頑張ろう❗」と思えるキッカケになります。

また、学生の頃に嫌々でもかじってたことが、社会人になって仕事に必要になったり、興味が出てきたりすることもあります。その場合の学びは、丸暗記ではないのでとても楽しいです(経験談)🎵

さらに、お客様相手の仕事なら、いろんなことを知っていれば、いろんなお客様と話を合わせられます。

だから、「詰め込みは意味がない」訳ではないと思います。


詰め込みは脳を鍛える⁉️

加えて、「タブレットやAIを上手く利用することはあり」だと思いますが、学生時代に脳を鍛えないと、脳の容量は低いのでは?と考えざるを得ない現状があります。

我が子をはじめ、授業を受け持つ児童、若手の先生方も「同時進行が苦手」です。いくつかの作業を頼んでも、アドバイスをしても、覚えてないしメモもとりません。

しかも、それを叱るのが「ダメ」とされ、頼む側が「できる範囲」を考慮して「やる気をそがないよう」にしなければいけません。
これは、大人扱いではないですよね😓
経験5年目の先生でも、そういう方がいます。

昔は、
小学校1年生の頃から、
国語の単元によっては全文暗記させられ、漢字テストは成果を貼り出され、できるまでひたすら再テストされ、
算数の練習問題も、できるまで昼休みや放課後に残され、
テスト返しの後には、個人の解答はないので、解説を聞いてやり直しさせられ、
とにかく、書いて書いて、読んで読んで、覚えて覚えて してました。

だから、中学校や高校の勉強で、宿題が重なっても、複数教科(最高で12教科)広範囲のテスト勉強を自分で計画的にやらないといけなくても、「面倒くさい」はあれど、慣れてるから何とか出来ました。
それは、仕事でも、仕事▪家事▪育児▪個人の時間をうまく回すことでも、生かされています。

世の中が、「もっと気楽に、できたほどで暮らす」ことができるなら必要ない力ですが、日本がそうなることはないでしょう。

天才的な人以外は、地道に努力しないと「ある程度の生活レベル」にはならないからです。また、悪巧みをする人たちは賢いからです。

なのに、どこの真似かはわかりませんが、
「楽しくない学習ではダメ」
「得意をひたすら伸ばす」
「ひたすら書く、覚えるなどの苦労はしなくても良い=できたほどで良い、タブレットに頼る」
で、生活できる大人になるでしょうか?
周りから、いつまでも「子ども扱い」され「信用されない」ことにならないでしょうか?

基盤ができてないところに、聞こえの良い理想を置いても、あっという間に崩壊するのは明らかです。

文科省が変わるのを待つのではなく、信頼厚い現場経験者が上に立つ地方教育委員会単位での、その地方に合わせた早急の改革を望みます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?