高級キーボードを買ったよ!
MX MECHANICALを買いました。
この記事は、高級マウスを買ったよ!の続きです。
結論として、
・高かったよ!
・使い心地は良いけどうるさいよ!
・Logi Options+がうまく動作しなかったので直したよ!
・でもアカウントの制約があったよ!
という感じでした。のでこれを語ります。
買ったもの
KX850FL MX MECHANOCALを買いました。
動機について
サブキーボードが壊れました。
電子的には生きていますが、物理的に足(角度をつけるためのツメ)が折れました。
使えるじゃん?サブキーボードでしょ?
と思うかもしれませんが、なぜかそわそわして落ち着きません。
メインキーボードが壊れてもすぐ近場の電気屋さんで買えることを確認しましたし、サブのサブキーボード(K380)というキーボードがあるので、ほぼ問題ありません。
でも、心のざわつきを解消することはできませんでした。
選定する
私のキーボードの選び方は、キーボード選びという話に記事にしていますので、もしよろしければ読んでいただければと思います。
まとめるとMK295GPがいいよ!という話です。
・フルサイズキーボード
・USBレシーバ
・マウス付き
・静穏
・安い(高級キーボードに対して)
ちなみに、K380は名機だと思うのですが、Bluetoothであることとフルサイズではないため、メイン機になりえません。
ただ、小型でサイコーなので、もしよければ手に取っていただければと思います。
また、現行機はK380Sとなり、Logi Boltと接続可能なようです。
まぁ、簡単にいうとMK295GPに近いキーボードで、Logi Flowに対応しているキーボードが良いな!…と思ったわけです。
で、実はLogi Bolt対応のキーボードは多くなくて、K950にするかこれにするか迷いましたが、横からの見た目でKX850FL MX MECHANOCALにしました。
ちなみに、MK295GPのような「高くないキー/標準より低めのキー」をロープロファイルキーというようです。
KX850FLについて
このキーボードは、KX850FLはMX MECHANOCALのひとつです。
キーの押し心地が3つあります。
クリッキー
Tactile(茶軸)
Linear(赤軸)←KX850FL(スタンダードな感触、かつ、この中で静穏)
ゲーミングキーボードとかで使われる「軸」ですが、他社やLogiのゲーミングキーボードと同等かはわかりません。
調べたところ、赤が一番静かだということで赤にしました。
届いたので使ってみた
使ってみた感想。
非常にうるさい
価格が高い、わりに合わない気がする(普通のキーボード)
本当に普通のキーボード。
だけど2万円近くする機種です。
マウスの時は細かい機能がいっぱいあって、この機能全部そろってフル活用できるのはこれだけ!みたいな感じなので、高くてもフル機能が必要な人は買う価値がありました。
でも…、わかってはいたけど、普通のキーボードでした。
Bluetoothだから高いって話なら、K380Sは安いです。
フルサイズだから高くなるっていうなら、MK295GPは何?
せめて2つ足して1万円くらいだからそれくらいにとどめてほしかった。
ちなみに、キーボードの性能的にすごいんじゃないの?っていう話ですが、それは無いようです。
思いつく性能として、
キラキラする
同時押しに強い
反応が早い
音量制御が容易い
キーカスタム
がありますので、見ていきましょう。
「キラキラ」する?
No。
バックライトはあります。光ります(単色、白のみ)。
ただ、私の勘違いでなければゲーミングって虹色ピカピカだった気がします。
そして、どうやら白のみ、光の設定が多くないこの機種はゲーミングとは言えないので、キラキラするはNoとします。
「同時押しに強い」?
No。…だがYes?
キーの同時押しは、フルキーロールオーバーとかnキーロールオーバーとか言ったりするらしいです。
私の調べた限り公式ページのその記述はありませんでした。
ただし、下記の記事では、同時押しはできているようだ、とありました。
「反応が早い」?
No。
キーを押したときの応答速度の話です。
同時押しほど効果があるかはわかりませんが、アクション性の早いゲームをするなら気にするのかな?
でも、これも公式に性能は書いてないんですよね…
「音量制御が容易い」?
Yes。
一応音量操作はできます。
ただ、一部ゲーミングキーボードにみられるダイヤル型のやつではないので、すぐぱっと挙げてぱっと下げることはできないと思います。
キーを押し続ければよいだけなので、とりあえずYesにしました。
「キーカスタム」はできる?
Yes。…にしておくか…
一応キーカスタムはできます。
ただ、このキーボードは普通のフルサイズキーボードで、専用キーはありません。
既存キーを置き換える形になりますが、多く置き換えられるわけではなく、Fキー等決められた少しのキーが対応します。
じゃ何がよかったの?何が悪かったの?
ゲーミングの機能はあまりよくないということで…
とはいえ、ゲーミングのワイヤレスは高いので、それに比べればありかもしれません。公式に名言はされていませんが性能が低いわけではないようですので。
ただ、ゲーミングで買うなら有線で値段を抑える方法もありますし、ゲーム用なら80%か60%キーボードがおすすめらしいです。
ゲームの話題を出しましたが、そもそも私の使い道はゲームではないので…
私の使い道で気づいたことを書いていきたいと思います。
・ストローク
浅めなストロークが好きな人向けです。
キーストローク(ボタンの押す深さ)は公式ではさがせませんでしたが、3.2mmとのことです。
さすがロープロファイル。
これはMK295GPと同じらしく、私個人は満足のいく数字です。
※私はキーストロークも調べてMK295GPを使っていました
これ以上浅いほうが良い人は、logiだとK950になるのかもしれません。
・キータイプ音がうるさい
キータイプ音はうるさいです。
ただ、これはMK295GPが比較対象なので相手が悪い。
静穏ではないキーボード程度か少しうるさいくらいのカタカタくらいです。
・Logi Flowに対応
これが個人的に一番の目玉です。
Logiのマウスを買ったので、私の環境ではLogi Flowを使うことができます。
おかげで複数台のフルサイズキーボードでタイプできるようになりました。
・Fキーがダメ
これはLogiのBluetoothキーボードの悪いところなんですが、F1~F12のFキーがデフォルトでオフになっています。
代わりに再生やマイクミュートなどのボタンが割り振られています。
これらを使うにはfnキーを押さないといけません。
が、どう考えてFキーと機能キーはFキーのほうが使う頻度が高いです。
Fキーロック機能がありますし、Logi Options+で逆にする設定はできますが、基本的にアプリを入れない前提で作ってほしかった…
・Fキーが連結
Fキーが連結されています。
MK295GPとKX850FLを比べたらわかるのですが、F4とF5の間などの隙間がありません。
一応色分けはされていますが、正直わかりにくいです。
F1と!キー(1キー、ぬキー;半角キーの横)のいわゆる上下の隙間もないため、他のキーボードよりわかりにくい仕様になっています。
・スリム
Fキーがくっついているため、キーボードの奥行がスリムになっています。
少しの差ですが、私はすごい変わるイメージがありました。
机の状況によっては作業スペースを確保しやすくなると思います。
・充電電池(重量感)
このキーボードは充電式になります。
充電が良いのか乾電池が良いのかは賛否両論あるかもしれませんが、こので紹介したいのは安定性。
このキーボードは重く、とてもタイピングが安定します。
・電源オンオフスイッチ
このキーボードは電源スイッチがついています。
持ち運ぶときもオフにすることができます。
・Bluetooth接続可能
いろんな機器に接続することができます。
・タイピング感覚
このキーボードはメカニカルキーボードです。
メカニカルキーボードが好きな方は気に入るかもしれません。
実際、私でも感じることができるくらいでした。
ただ、それだけのためにこの価格を出すかという意味では私は少し厳しかったです。
このKX850FLと比べてMK295GPは多少スコスコする感じはありますが、あちらも悪くなく、静穏で、耐水です。
ですので、難しい差です…
個人的にはそれよりも、キー表面が肌ざわりが良いことが気に入りました。
・文字シルクについて
普通のキーボードはキーにQやWなど文字が印字されていると思います。
印字の場合は薄れるのですが、こちらのキーボードは光るので印字ではありません。
よく使う文字だけ印字が薄れていく…というようなことはない、もしくはかなり長持ちすると思います。
・電卓キー
正直なくてもよいキー。でもあると便利なキー。
スマホを取り出せばよいだけですし、場合によってはExcelあるし、PCの電卓を起動するのもそんなに手間はかかりませんが、すっと起動して、すっと計算できる!
…って書こうとしたのですが、記事執筆時Winows11の環境において、このキーを押しても電卓使えない…
起動するのですが、隠れる場合がある。
例えばインターネット見ててこのキーを押した。起動する。でも、インターネットブラウザが一番表で電卓は一番後ろ…
なんで…
別にこれくらい大した労力じゃないのですが、それなら他の方法を使いますよね…
タスクバーピン止めにも負ける…
Logi FlowとLogi Bolt
さて、KX850FL(今回のキーボード)とMX MASTER3s(この前買ったマウス)は両方Logi Bolt(USBレシーバ)がついています。
両方変えばLogi Boltが2個そろうので、メインPCとサブPC両方にLogi Boltを指せばBluetooth接続なしにLogi Flowできるのでは!?と思いました。
結論:できます。
安心してください、この方法でもLogi Flowは動作します。
キーボードが自動で切り替わります。
一度設定してしまえば別のPCで使用してもBluetoothの設定が必要ないので、すぐに利用することができます。
Logi Flowが設定できなかった話
結論:他のユーザがLogi Flowを設定したときは、自分は設定できない
Logi FlowとLogi Boltの設定を記事にするための実験をしていたときに問題に直面しました。
設定しても動かなかったのです。
動かないではなく、Logi Flowの設定が完了できない、対応PCが検出できない。
検索したら、ネットワークをプライベートネットワークにして、「ネットワーク検索」をオンにする、などのアドバイスがありましたが、私が試した感じ、こちらは問題なさそうでした。
今回の私の問題は、
パソコンA
ユーザ太郎
ユーザ花子
パソコンB
ユーザ太郎
こんな感じでAとBのPCでLogi Flowしようとしたのが問題でした。
Logi Flowは、
パソコンA ⇔ パソコンB 接続は1つだけ
という制限があるようでした。
ということで、ユーザ太郎⇔ユーザ太郎、もしくは、ユーザ花子⇔ユーザ太郎はできますが、両方はできません。
切り替えるには一度Flowの設定画面でFlowを一度削除しないといけないようです。
今回は、ただユーザが2つあるだけで、太郎ユーザも花子ユーザも私のユーザですので私がログインでき、削除できました。
が、実際はユーザ別の設定持たないと1人が使ってたらFlowできないのは少し厳しい。
また、エラーがでないのでなんでできないのかわからない。
うーん、マウスの時も感じましたが、職場ってアプリのインストール等厳しいと思うので、高級商品は優先順位(Fキーと機能キーの話)や、設定方法を考えてほしいなぁ。
(設定方法は私が探せていないだけや別の方法があるかもしれませんが…)
Logi Flow自体がもしかしたらセキュアじゃないかもしれないから、っていうのはあるかもしれませんが、それにしてもキーボードやマウスで高いお金をを出すヘビーユーザってそういう技術に厳しい人たちも含む気がするけど、どうなのかなぁ?
まとめ
正直、タイピングしている感覚は楽しいキーボードでした。
またLogi Flowに対応しています。
この点は非常に満足しています。
ただ、大きな長所というのがこの2点であり、この2点に重きをおいてもこの値段はどうなのかなという印象でした…
いろんな観点から考えてみましたが、メリットが多いというより、すべての機能を底上げしてみたけどどうでしょう?という商品な気がして、それにこの値段をだせるか?が焦点になる商品な気がします。
特にタイピング音というかタイピング感覚に重きを置くなら、軸を選ぶことができますので、悪くないかもしれません。
あ、一応Bluetoothキーボードであり、レシーバーもついていることは留意すべき点です。
MacやAndroidにも対応しています。かつ、レシーバで簡単につながります。
なお、ここまで使ってみて、シンプルに使うのであれば、MK295GPがコスパもよいです。
MK295GPでダメな理由。それを考えてみてもらえたらうれしいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?