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心理学生が考えるMBTI

こんばんは、ルナです。
私は心理学科所属でして、心理学や心理学生であることについて色々考える機会があったので、まとめようと思いました。


タイトルにもあるMBTIというのは、ほんとうは16タイプ性格診断(16personalities)といってまた別にMBTIというものがあるんです。

MBTIは、マイヤーズとブリッグズという2人の心理学者が結構昔に開発したものです。対して16タイプ性格診断は、MBTIを元に作られた最近の物です。

また、MBTI自体が妥当性と信頼性が低いと言われているので、そもそも信用に欠けるものであったりします。

※妥当性 : その方法が取りたいデータをちゃんと取れているのかどうか
※信頼性 : その方法が信用できるかどうか

射的で例えると、
妥当性は的の中心に命中しているか、
信頼性は的の同じ場所に何度も当てられるかどうかみたいなものです。

要は、指標として成り立っていないものを元にしている診断が信用できるわけないよねということです。


じゃあなぜお前はINFPなんて抜かしてやがるんだ!って話ですよね。

だって、面白いじゃないですか。
別に信じているわけではなくて、占いみたいに少しでも自分を知った気になれる。

私がちょっと心理学をかじってるからって、あれはどーだとかこれはあーだとか常にうんちく垂れ流しても面白くないでしょう。

こんな傾向があるんだな〜
あ、一緒だ、仲間だね〜
私たち相性いいみたいだよ〜

ってコミュニケーションの1手段としてなりうるものだから使って損はないと思います。

占いと同じだと思います。
深く信じ込まず、良いことだけ少し覚えておいて、まあこんな感じかって思っていれば大丈夫なんです。


でも私は心理学の成り立ちとか、理論とかに深い興味があるんじゃなくて、まあ面白いとは思いますけど、

仮説を立てて、データをとって分析して、傾向を発見して、そこから何がわかるかとかを考えるのが好きなんですよね・・・

がっつり統計学です。
こんなにもたくさんの人がいるのに、皆に共通するものがあって、流れがあって、それが不思議でたまらないです。

でも仮説を立てるにはある程度知識が必要だから、ちゃんと勉強しなきゃな・・・とは思います。


ついでに心理学科にした理由をお話します。
その理由は、自分を知りたかったからです。

ずっと人間関係で悩んでいて、なんで私は人とうまくいかないんだろう、何が原因なんだろう、よし勉強しようと至りました。

自分自身を突き止めたかったんですね。
ですが心理学科に入ってからはもっと難解な問題になりました。

様々なきっかけや原因が、
私のこの難しい性格を作ってしまったという
負の産物というわけです。

他人の心を読み取ることと同じように、自分の心を100%理解することも難しいんです。

今でも希死念慮はなくなりませんし、
普通に生きづらいです。ふふ。

でも今たくさん学びたいことがあるので、
知識欲だけでなんとか生きている所存です。

数学よりも数値化してなくて、
国語よりも抽象的でない、
間にあるのが心理学だと思ってます。

面白いですよ。
心理学科に入って良かったって思ってます。
似た者同士が集まってますし、居心地もいいです。


INFPの悩み多き私が、心理学をちゃんと学んでも人の心はわからないので、皆さんもわかろうとは思わないことです。

ウォニョンみたく、
「You are you, I'm me」精神で生きましょう。そのほうが楽です。

心理学部なだけあって、人の心理となればいくらでも語れてしまうので、今日はここまでにします。ではまた。

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