【続編】歴史をたどるー小国の宿命(84)
第14代将軍の家茂と結婚した、孝明天皇の妹の和宮は、結婚当時16才で家茂と同い年であった。
家茂は、結婚の翌年(=1863年)、孝明天皇と対面するために上洛したわけだが、この家茂の上洛の際の警護役として、事前に浪士が募集された。
集まった浪士の数は200人ほどであったが、実は、この浪士たちの中から「新選組」が誕生したのである。
実際、浪士たちは、家茂の上洛に先駆けて江戸を出発しており、中山道を通って京都に向かった。
この浪士の集団は浪士組と呼ばれ、その浪士たちの中から