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33日目 おれがデス毒藁 2/5点

なんだか漠然と自分語りをしようかなと思ったけど、あまりにもプライベートに踏み込みすぎるので近しい話でもしようか。インターネット・ネイティブ世代として上手にインターネットと付き合うことに血道を上げてきた。その結果が毎日うんちうんちと言っているTwitterアカウントだと思うと悲しくもある、だがそれでいいのである。ここ10年でインターネットはかなり変わった、余りにもマス的になった。よく見る「インターネット老人会」みたいな消化の仕方はしたくないけど、昔のインターネットって良くも悪くも訳が分からなかったと思う。それと比べると、今は訳はわかるのだけどつまらない。現実の人間関係の延長線上に位置するものに収まったなと感じる。

…よくあるインターネット論みたいなものを永遠に書いてたのですべて消去した。いつも特に着地点を決めずに書いている。

とりあえず、またミステリーゾーンがひとつ消えちゃったのだ。今ご覧のみなさんも新しいミステリーゾーンを探してインターネットを飛び出す日が来るのかもしれないね。全ての栄枯盛衰には振り返しというものがある。波なのだ。おれは、このインターネットの閉塞感を解決してくれるのはきっとアナクロなものだ、と睨んでる。たとえば何か教えてくれって? 絶対教えてやんねーよ!!

万物は流転する。抗うことが出来ないなら、うつろいを楽しむしかない。面白がれる力=生きる力だと考えている。生命力の本質だ。恥ずかしながらおれは去年の下半期、精神的に参ってしまい、リセットボタンを押す直前まで行った。言及は避けるけど、とりあえず今はオッケー牧場で乳を絞ってまーす。さておき、無理になってしまうと何にも楽しくない。おれはわりと何でも面白がれるし、何をしてても満足なミーハー人間だから、いくら一人きりでも平気だと思っていた。でも実際は、飯は食う気しないし、音楽はうっせぇし、映画の内容は頭に入ってこないし、チンポは勃たねぇし、二日に1時間も眠れねぇし。本当につまらなかった。つまらなかったの一言で済ませるとかなり語弊を感じるけど、頭の先からつま先まで全身インポテンツの、ダメチンポ人間だった。今は割と元どおりだけど。面白くないから生きられないのか、生きられないから面白くないのか、因果関係はともかく、生きることと面白がることはおれの中で同義なのだと思った。

こんなご時世なのであまり外に出たりできないから、今はその頃と同じような暮らしをしているんだけど、色々なことを面白がれているので、魂のV8は元気よく唸りをあげている。在宅ワークとなった方が、代わり映えのない毎日に気が滅入って落ち込んでしまう、という話を多く耳にするようになった。気持ちはよくわかるが、まず何かを面白がれるような見方を身につけよ、と思う。そして人との関わりを捨ててはいけない。積極的に人と関わろうとしなければ、人との繋がりなどすぐに消えてしまう。おれの場合、自己嫌悪の泥水に肩まで浸かり窒息しかけていたのを救い出してくれたのは身近な人だった。以前と唯一変わったことは人間関係に積極性を持つべきだと思ったことだ。なので、自分は孤独を愛しているし人間関係なんて要らない、と言っている人、言いたげな人を見ているとそんな悲しいこと言うなよと思う。どんなコンプレックスがあって、どんな嫌な思いをしてきたのかは知らないが、そんな態度だと転んだ時だれも起こしてくれないぞ。

ヌルい人間関係が欲しいならおれにコンタクトをくれれば、話ぐらい聞きます。力になれる保証はないけど。おれとしても、こう言ってる時くらいしかまともに取りあえないからね。インターネットで思うんだけど、ヤバい人ほど謎の積極性があったりするから、無理になってから掴んだ藁が「有刺鉄線電流爆破デス毒藁」だった、みたいなことになりえるから気をつけた方がいい。まぁそもそも冒頭の話からすれば、ヤバイ時にインターネットに助け求めるのが間違ってると思うのよね。気軽にパーソナルに踏み込めるようなツールにうつろった、ということですね。それもまた面白いか。

なんでもいいや。とりあえず無理なのにどうしたらいいか分かんない奴はこのnoteにでもコメントくれればいい。インターネットをつまらなくしたヤバ人図鑑、みたいな話にするつもりだったのにめっちゃめちゃにズレちゃった。全部独り言なのでよし。ともかく、何かを面白がれ、一人でも平気というのはあまりにも尊大だ、というのがおれの主張です。重要なのはブレない軸とバランス感覚だ。人生はタイトロープなのだ。いつまでもインターネットにしがみついていても、多分あんまりいいことないし、おれはおれが好きだったインターネットが沈みゆくのを楽しみつつ見守ろうと思う。

そうして、今この0と1でできた巨大なクソをインターネットにひりだすのである。

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