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ペットが亡くなった後にやるべきこと〜重度のペットロスから帰ってきたルンカの話

こんにちは、犬雑貨ルンカの戸田です。今回はペットロスの経験談を少しお話しします。愛犬が亡くなった後、私がやったことを中心に。

先に結論を言うと、何もしてないです。2012年、愛犬かんたが交通事故で亡くなりました。守ってやれなかった悔しさと寂しさと悲しみと、自死する準備をしたほどの落ち込みでした。ペットロスの重篤な症状は、希死願望だと言うので、私も重度のペットロスと言ってもいいと思います。

ハウス(ケージ)の片付け

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動物病院の先生から、「ハウスはずっとそのままにしておきなさい。まだ、そこにいるから。片付けるタイミングはめい(当時のもう1匹の愛犬)が教えてくれるから」と言われました。なぜかめいは、かんたのハウスでトイレを使っていました。なのに、かんたのベッドは避けるように出入りしていました。はたから見たら、空っぽのハウスは、異様な光景だったと思います。そのままにして半年。先生のいうように、めいが「かんたはもうここにいないよ」とサインを出しました。それから片付けました。

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そんな不思議な話ではありますが、「かんたがいない」と言う現実と「いてほしい」と願う気持ちと向き合う時間があの時には必要だったんだと思います。

おもちゃなどの遺品

我が家の場合は、もう1匹いたので不要になったものというのは、ほとんどありませんでした。服はサイズが合わないので…、骨壷にかぶせたりしました。


「お供えに」といただいたおもちゃやおやつは、めいにあげたいという気持ちになれなかったので、未開封のまま、動物愛護団体の方々に寄付しました。未開封の物、賞味期限があるものであれば、動物愛護団体さんや自治体の動物支援センターなどで受け取ってくれると思います。もし、困ったら調べてみてくださいね。

供養(位牌、仏壇、お線香、写真)

供養はいろんなパターンがあります。仏壇や位牌を作る方もいらっしゃることでしょう。自分の好きにやるのが一番だと思います。私は一切お供えしないことを選択しました。

それは、「やめ時がわからないこと」と「うっかり忘れてしまった自分を責める時が来ると思ったから」です。写真は、一番のお気に入りを1枚だけと決めて飾りました。際限なくなりそうだったからです。

供養(納骨)

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かんたのお骨を納骨したのは、亡くなってから8年後の2020年夏。めいと一緒に埋葬しようと思っていたので、白いお骨カバーを外して、大きな布で包んでリビングに置いていました。

それも動物病院の先生のアドバイスでした。リビングに「いかにもお骨」があると、来客にも違和感を感じられるだろうと。違和感を勝手に感じていただくのはいいのですが、不用意な言葉に傷つくのはごめんなので、(そういうのがペットロスを悪化させるので)この作戦は功を成しました。

また、お骨っぽいものがあると、「死んだ」ことにとらわれてしまうのもあったかもしれません。

なので、納骨しなきゃかわいそう!とかではなくて、自分のタイミングでいいと思います。飼い主さんによっては自分と一緒に埋めてもらうんだという方もいます。

ちなみにその当時のブログ

他人の目と自分の心のバランス

ペットロスは、友人や家族からの何気無い言葉でどんどん悪化します。例えば、「似た犬を買えばいい」とか「まだ悲しいの?」などなど。供養の方法は、その言葉から自分を守る視点も踏まえて考えるのも重要だと考えます。

マイルールは鎧

ペットロスをカミングアウトしながら、犬雑貨屋をやってるので、ご相談もすごく多いです。その中でペットロスを悪化させた理由の一つが供養の考え方の違い。庭に埋葬したら、友人から批判されたと泣いている方もいました。ペット葬儀はルールらしいものがなく、仏教に則った考え方をされる方も多いです。でも、ペットには宗教がありません。なので、他人に迷惑をかけなければ、自由でいいんです。納骨の時期を問われたら、自分と一緒にお墓に入ると説明すれば相手は何も言えません。自分のルールを作り、自分の心を守ってくださいね。それがペットの願いでもあると思います。







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