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自分にとってのブルーオーシャンを探す

私がベンチャー、起業界隈に片足を突っ込み始めた5年前、何となく起業や新規事業開発と研究は似ていると思ってやってみようとなった記憶がある。(※勉強が楽しくなかった)

最近結構その感覚を裏付ける経験をできていると思う。

事業創造と研究の共通点

意外と思う人も多いかもしれないが研究と事業創造はかなり似ている。どっちも0→1をやることが多いからだ。起業家も研究者もどこかからお金を貰ったり借りたりして事業をはじめたり、研究を始めたりする。

基本的には今あるものを疑ったり、こういうのがあってもいいと思ったりすることを起点に事業創造ができるように研究もできる。

研究と事業の違いは市場を見ているか自然を見ているかの違いでもある。(誰でも知ってる)
日常の中に新規事業のチャンスの前髪よく落ちている。街にでるとついつい見てしまうコインパーキングの値段で地価がわかり、飲食店に入ると気になってしまう客単と家賃諸々など、人のいる場所でお金は動くのでそこにいる人をよく観察すると楽しい。

中には、お金が絡むと途端に面白くなくなるものもある。そういうのは割と研究に寄った話だったら楽しかったりする。

事業と研究の違うところは直接的にお金を増やすか否かである。世間で今、稼げる大学が云々言われているが研究者がお金を増やせるのはなんか違う気がしている。余程の応用分野ならまだしも、基礎研究でそれは厳しいはずである。
超絶未来で稼ぐ素になっているかもしれないがすぐに利益を求めるのはお門違いすぎる。

なので研究者と起業家に必要な要素はかなり被っているが同じでは無いし、研究者が起業できるというのもかなり安直過ぎると思う。ただ、ちゃんと経済を知れば研究者であっても起業は出来ると思うし、そこそこ成功できるかもしれない。

専門のかけあわせ

たぶん、ちょっと前なら何か出来ることがあればすぐに事業を始められた。

でも、最近は変わってきている。2つの専門の掛け合わせがかなり大事になっているなと考えている。なので大学を辞めなかったのも一理ある。そして、すぐに法人を作ろうと思わなかった理由でもある。

ふたつの専門を掛け合わせると自分にとってのブルーオーシャンが作れることに気がついている人も最近は増えてきたと思う。

たぶんひとつの専門はバックグラウンド的な専門だったり大学で学んだ専門であって、もうひとつの専門は自分で取りに行く必要があるからやる人が少ないのかなと考えている。

その専門の難易度や、やってる人の数など沢山の変数があるけれども、自分にしかできないふたつを選ぶと多分めっちゃ強い。自己分析は多分こういうところでも生きてくる。

研究も一緒で専門が細分化しすぎた今、ヒットを生み出すには何かを掛け合わせることが多い気もする。

ただ、どこのフィールドを選ぶかは自分で考えながらちゃんとそこにいる人を見て判断する必要があると思う。その判断力を養うにはたくさんの人と会ってちゃんと話すこと、自分で興味をちゃんと持ち続けることだと思う。受け身のままだとはみ出すのは難しいのはどこも同じなはず。レールの上で生きて生きたいなら全然いいけど、多分私はそうじゃない気がする。

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