椅子が好き。君の居場所はここにあるからね
私は日経新聞をとっています。
日曜日の日経新聞は中の面の紙がちょっと上質な白い紙になり、
アートなどのカラフルな情報が載ります。
今朝の日経新聞の特集は
「私だけの椅子を求めて」my own chair
でした。
椅子が好きなの、私だけじゃなかったんだ!
紹介されていたのは
ハンスウェグナーの「Yチェア」
ハーマンミラーの「アーロンチェア」
ノルウェーの「ファルコンチェア」
アクタスの「スープアームチェア」
テクタの「B17チェア」
などなど。
私としては、柳宗理さんの「バタフライスツール」も加えたいところ。
そして、以前、私がとても感動した
「君の椅子プロジェクト」も紹介されていました。
元々の「君の椅子」は、北海道の話。
北海道の東川町は「写真の町」の宣言をしていることから興味を持って
調べていて知りました。
この「写真の町宣言」にも非常に心を動かされたのですが、
この町は旭川大学と共同して、生まれてきた赤ちゃんに椅子を送る
「君の椅子」プロジェクトをしています。
生まれてきてくれてありがとう。
「ようこそ、君の場所はここにあるよ」
と言うメッセージとともに
町内の工房で手作りされた椅子をプレゼントしています。(椅子のデザイナーは毎年変わっています)その年に誕生した子供のためだけにデザインされた椅子です。
今では、「君の椅子」のプロジェクトに参加する地域が増えて「君の椅子倶楽部」というものができたようです。
椅子が持つ意味は、ただの座る道具としてだけでなく、
テレワークの人には生活費を稼ぐための重要な相棒であり、居場所であり、
大臣の椅子、というようなポストを意味することもあり、
過疎化してゆく地域社会が生まれてきた命を共同体で暖かく迎えるメッセージでもあり。
安らげる場所を象徴するものでもあり。
あなたはお気に入りの椅子がありますか。
椅子に座ってあなたは何を思いますか。
私は、作り手の思いが込められた椅子を
並べた
「椅子の部屋」
を作って、友人たちと歓談できたらいいなぁ
などと夢想してます。
おまけ。東川町の写真の町宣言。がんばれ、東川町。
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