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世界に誇る日本の伝統文化を体感!「染の小道」2023

今年も開催されました。「染の小道」

東京の染色産業の中心地、落合・中井地域。
ここでは川筋の染工場の職人たちが川のあちこちで染物の水洗いをする光景が見られたのだそうです。
その「染の街」を世界へ発信するために妙正寺川の川面に反物を張るイベントをしています。

妙正寺川に反物を架ける「川のギャラリー」と
商店街を「のれん」で飾る「道のギャラリー」

川のギャラリー。


道のギャラリー

一口に染めと言ってもいろいろあるんですね!
型染、草木染、絞り染め、友禅、江戸小紋、などなど…
勉強になります。

「のれん」は、配られている「染の小道」マップ上で「買」マークがついている担当作家さんのものは購入することもできるようです。

「百人染め」

小学校の授業や、町会、公共福祉施設などで一反の白生地をみんなで染める参加型イベントをを実施し、川のギャラリーに展示されていました。

2019年に染めの小道10周年を記念して、落合・中井の「10の色」を公募、選出したのだそうです。4回目の2023年のテーマカラーは「中井紫」とのこと。
妙正寺川の橋の向こうに見える朝日に照らされた赤紫の雲をイメージした色。
そして、「護岸アートギャラリー」として、妙正寺川の護岸を10年かけて紋様を染め抜くプロジェクトも実施されており、2023年のテーマは「鱗」
↑災いを払う厄除けとして用いられてきた紋様なのだそう。


新宿にも近く、西武新宿線と都営地下鉄大江戸線の2路線の駅なのに、街の雰囲気がなんとなく懐かしいような気持ちにさせるのは、染めの街を大切に情報発信していこうとしているたくさんのボランティアの方達の活動のおかげかもしれません。



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