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2021年の抱負: 「お福わけ」の年が明けた!

昨年の10月から始めたnoteは、今月で3ヶ月目を迎えます。

山田太郎l図解描きさんのnoteの2021年抱負記事で、「ニュートラル」を今年の抱負にあげておられたのを読んで、共感しました。

日本語では「中庸」とでも言うのでしょうか? 世の中、自分の思い通りにいかないことで溢れかえっています。正義感に燃えて行動するだけでは対応しきれない複雑な現状があるように思います。そんな時、自分の正義感やこだわりだけで白黒つけて、自分で作った境界線に振り回されるより、フワッと中程の大切なところを抑えると空氣の通りも良くなって、居心地の良い空間が生まれるかもしれませんね。大事なことを思い出させてくれて、ありがとうございます。

更に参考になったことは、山田さんが、過去2年(2019・2020)の新年の抱負も一緒に掲載されていて、ああこういう風に想いを書き留めておくことで、自分の想いを振り返る機会になるんだと思いました。さすが図解制作で鍛えた抽象能力を持つ山田さん、いつもとても参考になります。改めてありがとうございます♪

さて山田さんの記事と「note書き初め」お題企画に刺激されて、私も今年の抱負を書いて投稿してみようと言う氣持ちになりました。

「元旦にすることは、その年の行動パターンを作り出す」と言う言葉をどこかで聞いたことがあります。そうであれば、今年のテーマは、間違いなく「お福わけ」です。今年の元旦は、「お福わけおせち弁当」作りに明け暮れた、目まぐるしくも楽しい1日でした。

おせちのお福わけ弁当を思いついた背景

去年の11月末のことです。コロナ感染拡大が続く中、いつもの半分のサイズの七面鳥の丸焼きをメインに、同居している家族だけでこじんまりと感謝祭のお祝いをしました。日本のお正月のように家族が一同に集うアメリカの感謝祭のディナーですが、おそらくこのままいけばお正月には、事態は更に悪化しているであろうと予測して、その時既に、今年のお正月も、みんなが集まって一緒にテーブルを囲むことを自粛しようと決めたのでした。

でも、特に氣がかりだったのは、

「今年は子供や孫が来ないので、おせち料理を作らない。」

「もう年をとってきたので、一人でおせちを作るのがしんどくなった。」

「せっかく作っても食べてくれる人がいない。」

と言う、高齢化している日系アメリカ人の友人や親類の声でした。

コロナ禍で、既に孤立状態にある高齢者達が、家族や友人と自由に行き来できない状況で、更に孤独を感じるお正月になってしまうことが目に見えていました。

「氣になる人」のリストを作るとその数25人。昨年の3月から始めた自粛生活で、毎日の食事作りが習慣化し、手作り料理の美味しさと楽しさを知ってしまったので、もう、できあいのおせちでは満足できません。そこで、どうせ作るなら25人分のおせちを一人分ずつのお弁当仕立てにして届けて、食べてもらおう!ということになったわけです。

おせち弁当の準備開始!

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おせち料理の準備は、2パウンドのイタリア産の栗の皮を剥いて、「渋皮煮栗きんとん」の下ごしらえをした12月中旬からはじまりました。最初は定番の栗の甘露煮を作るつもりだったのですが、渋皮のついたままの栗があんまり綺麗だったので、渋皮煮にしてシロップ漬けしたのを作っておいて、渋皮煮栗きんとんにしました。

その他の食材はクリスマスイブの日に、近くの日系マーケットで調達しました。外出自粛で通常のお買い物は宅配で済ませていますが、日本食品だけは、日系マーケットに出向く必要がありました。25人分のおせち弁当を想定すると、あっという間に大きなショッピングカートがいっぱいになりました。ありがたかったのは、一番苦手なお煮しめは、料理上手な友人が一手に引き受けてくれたことでした。大変なプロジェクトも手分けすれば乗り切れる!チームワークのありがたさです!

最後の追込み!

最後の3日間は台所に立ちっぱなしの日が続きました。

詳しい現場の状況は、クラシのはなしのナナからもご報告しています。

一番大変だったのは、作ったおせち全部を、どんな風にお弁当箱に綺麗に詰めていくかでした。まるでパズルを組み合わせている感じでした。

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おせち弁当出来上がり!

かまぼこ以外は全部手作りで17種類のおせち料理をタップリ詰め込んだ「お店やレストランでは買えない・手作りおせち弁当」ができあがりました。

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「お福わけ」で学んだこと

予想以上に手間のかかる難しい工程でしたが、終わった後の「達成感」も予想を遥かに超えていました。

世代を超えたつながりも生まれました。

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そして何より嬉しかったのは、受け取った人達からの「空っぽのお弁当箱」の写真付きのメッセージ。

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「一つ一つに愛情が込められたおせちは、最初は綺麗すぎて食べるのがもったいなく、食べはじめたら美味しくてとまらなく、食べ終わったら心もお腹も大満足でした!本当にありがとう!」

お福わけ」は、自分にとって大切なものを大切な人と分かち合うことで、心地よい「思いやりの循環」を生み出します

余分にあるものを無駄にしないためにする「おすそ分け」も思いやりを分かち合うという点では同じかもしれませんが、今年は、おすそ分けよりも「お福わけ」をテーマに、自分に与えられた健康と幸せと資材を使って、大切なものを大切な人と分かち合う年にしたいと思います。noteもそんな想いを込めて続けていきたいと思います。

一人一人ができる範囲で、自分なりの「お福わけ」をしていける世の中になれば、思いやりの循環が自然に無理なくつながっていくと思います。

家族や友人だけでなく、今コロナ禍で大変な思いをしている人達にも届く「お福わけ」であってほしいと思います。

今あるものをたいせつに、自分を大切に、周りの人を大切に、自然を大切にしながら「お福わけ」の輪が広がることを願います。

これは「元氣ウェイ:5つの約束」とも繋がっています。

令和3年となる2021年、やっと令和の持つ「思いやりの循環」と「お福わけ」が合流した新年になりました。



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