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こんなお医者さんがいたら、患者さんや家族が安心するだろうなぁ・・・と思ったお話です。

病院の待合室で患者さん達がつぶやきます・・・

「普通の先生はパソコン見てばかりだけど、この先生は、目を見て話してくれる。」
「わかりやすくすごく丁寧に説明してくれて、こんなに素人でも分かりやすく話してくれる先生は初めて。」

この患者さん達の「先生」は、聴覚障害を持って生まれた一人の若い内科医、今川竜二先生です。

偶然YouTubeで見つけた聴覚障害のある医師のドキュメンタリー番組「よりそい_静寂の中で生きる」で、医師・今川竜二先生の存在を知りました。

その道のり

2001年、高校1年の時に改正された医師法で、聴覚障害があっても医師になれる道が開けたことで、念願の医学部に進学し、医師になる道を選んだ今川竜二さん。

職場でのコミュケーションがうまくいかず、ぶつかることがあまりにも多すぎて、精神的にも追い詰められて一時は臨床現場から離れた時期もありましたが、医師として人と接する臨床の仕事への希望が捨てきれず、自分の力が発揮できる場所を求めて、医師不足に悩む地方病院を探し、2017年10月から紀伊半島にある小さな町、三重県尾鷲市の尾鷲総合病院で内科の勤務医として働き始めました。これは余談ですが、実は尾鷲市は、私の生まれた故郷のすぐ隣街なのです。画面に映る街並みを懐かしく眺めていました。そして故郷にこんな素敵なお医者さんがいてくれることを嬉しく思いました。

ドキュメンタリーのナレーションも、ほぼ全てご自分の声で収録されています。聴覚障害のある方特有の話し方をされますが、その独特の響きとテンポに慣れてくると、穏やかで優しく心地よい声の響きに、氣持ちが安らいでいきます。そして、ただ心地よいだけではなく、「自分の言葉で自分の想いを伝えることをとても大切にされている」真摯な想いが、観ている人の心をつかみます。

今井さんの魅力は、動画を見ていただくと充分にわかると思いますが、印象に残った今井さんの言葉を書き留めておきたいと思いました。

コミュケーションの基本はしっかり相手と向き合うこと

今川先生は、いつも相手の顔を見ながらお話されます。そして、「円滑なコミュケーションを持つのは子供の頃からの課題です。」と言い切ります。どんな患者さんでもどんな状況でも最後まで責任を持って治す医者になりたい。その為には、患者さんとのコミュケーションが欠かせない要素として受けとめられています。どんなに医療技術が進んでも、生身の人間である医療従事者の存在の大切さを身をもって示されています。

なんとか相手に近づこうとしてコミュケーションをとるのが基本。みんながそうすれば、お互いに歩み寄るといい世界になる。
障害者として、人に甘えることを躊躇することもある。でも、時には、相手の懐に飛び込む勇気も大切さも痛感している。
互いがよりそえば、きっとうまくいく。心よりそう思います。

コロナ禍にある社会へ・・・今川さんからのメッセージです。

今誰もが不自由を感じていると思います。でも、みんなでできることを一緒に考えて前に進むことはできます。境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる。私はそう信じています。

(撮影当時) 34歳一人暮らし。これからも元氣でご活躍ください。

この記事を書いていて、もう一人noteで今川先生について書いておられる方の記事を見つけましたので、貼り付けさせていただきます。








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