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寝かしつけ神器にまつわる、少しの罪悪感とありがたさについて|1m14d

3月になりましたね〜。基本的に子と一緒に引きこもっているので、外気温の変化に鈍感。

「寝る」「泣く」「飲む」の繰り返しだった日々に、最近は「(寝るわけでも泣くわけでもなく)起きている」時間が少しずつだけれど増えてきました。と同時に、求められる寝かしつけスキルのレベルも徐々に上がってきた気がする今日このごろ。

今思えば、うまれて最初の1〜2週間は、授乳が終わったらそのまま寝オチすることも多く、寝かしつけが大変!と感じることはほぼありませんでした。それからだんだんと、ただベッドに置くだけでは寝てくれなくなり、いわゆる「背中スイッチ」との格闘が開始。

我が家は今の所、「おしゃぶり」と「おくるみ」にだいぶ助けられていて、今日はそのふたつについてちょっと書いてみようと思います。


おしゃぶりは、メリデメ・賛否両論あるけれど、うまれたときから吸啜反射(※)がはっきりしていた我が子にはフィットしたみたいで、日々大活躍。我が家では通称「神器」。

※吸啜(きゅうてつ)反射:赤ちゃんが口に入ってきたものを吸う動作

2週を過ぎた頃、試しに買ってみたおしゃぶりにすごい勢いで吸いつく我が子をみたときは、「かわいそう」という感情が一番に来た。切ない(ように見える)表情をうかべながら、乳が出るわけでもないそれに一生懸命に吸いつく様はなんだか見ていられなくて、すぐに口から引っこ抜いてしまった。

けれども、お腹いっぱいなはずなのにうまく寝付けないとき、大人たちの食事中や、ぐずっているけどちょっと手が離せないとき、咥えさせれば落ち着いてくれて、うまくいけばそのまま寝てくれる、というのは、やっぱりとても楽なのだ。

ギャン泣きで手に負えないとき、顔をまっ赤にして「ン…ン…」と言いながらおしゃぶりを吸う姿をみると、口を塞いでいるかのような気分になって胸が痛むこともあるが、子が咥えて落ち着いてくれる限りは、これからも神器として活躍することになりそう。

ちなみに選んだのはチュチュベビーのデンティスター。ドイツの歯科医師が考えたおしゃぶりらしい。ベビーカーといい、なにかとドイツづいている私達。蓄光パーツが暗闇で光るので真っ暗な寝室でも使いやすく、吸ってる様子も伺えて、これが意外と便利。

使用歴1ヶ月にして既にロゴがハゲはじめてる(笑)

おくるみは、モロー反射(※)全盛期の最近の我が子には必需品。とにかく手と足がよく動くので、眠りたいのに眠れない状態に陥っているな、という時にすかさずグルグル巻きにすると、わりと落ち着いてくれる。

※モロー反射:外から刺激に反応して、手足をビクッとさせたり、腕を広げたりする、赤ちゃんの原始反射の一種

夫の勤め先の方から出産祝いにいただいたエイデンアンドアネイのおくるみは、最初はブランケットがわりにふんわり掛けて使うだけだったけど、最近はおくるみとしての真価を発揮しまくっている。(エイデンアンドアネイ、知らなかったけど、おくるみブランドの定番のようですね。子育て経験者が選ぶ出産祝いのチョイスが絶妙すぎて感激しました。)

ぐずっている時にグルグル巻きにすると、う〜う〜言いながら手足を必死に動かそうとするので(実際はただの反射なのだけれども)、なんだか動きを封じてしまっているようで、これまた申し訳ない気持ちになったりもする。でもそのうちに落ち着くので、ほっとひと安心する。

おくるみの巻き方はYouTubeの動画を参考にしつつ、そのとおりにいかないことも多いので結局、自己流。通称「ミイラちゃん」「イモムシちゃん」。


こうしてありがたい道具たちに助けてもらいつつ、どこかで「道具に頼って楽をしてしまっている罪悪感」みたいなものを抱えつつ、寝かしつけは今のところなんとかなっている感じ。

私はもともと睡眠時間をがっつりとりたいタイプなので(妊娠後期は平気で毎日10時間睡眠+昼寝という日々だった)、頻回授乳と細切れ睡眠で自分の心身がどうなるのか、全く想像がつかなかった。だから意外に耐えられている自分に驚いてもいる。

この「道具に頼って楽をしてしまっている罪悪感」って、子育てをする上できっとこれからも事ある毎につきまとうんだろうなー。楽できるところは楽していかないと自分がもたないし、親が勝手に申し訳ないと思っているだけで子にとっては大したことではない場合も多いのだと、頭では分かっていても。

諸先輩方、どうですか?


最近の走りがき。

・先週、地域の助産師さん訪問がありました。体重の増加が少し鈍いみたいで、せっせと授乳するようにと指導をうける。あと男の子のお母さんはとにかくこれから大変よ〜〜と、謎に脅される(笑)。地域の子育て支援施設や子育てイベントの情報を色々と教えてもらったので、折を見て足を運んでみようと思う。

・週末、中学時代からの友人達とその子ども達が遊びにきてくれた。たくさん抱っこしてもらって、「小さい〜」「軽い〜」とかわいがってもらった。子ども、でかい。あと言語で意思表示してくる、すごい…。新生児の泣き声がいかに小さいかを知る。

・腰が痛い。寝る前にストレッチと筋トレを、したり、しなかったり。

・抱っこ紐の練習がてら、毎日少しずつアパートの敷地内をぐるっと散歩。子はまぶしそうにしながら、外の空気を全身で吸って、静かに付き合ってくれる。

・ベビーモニターの広告がめちゃくちゃ出てくる。今はまだ寝返りもしないし、そもそも家も広くないので、そこまで必要性を感じないけど、どうなんだろう…。安い買い物ではないのでもうしばらく様子見。


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